2017.07.26学校行事
夏休みを利用したオーストラリア語学研修が始まりました。引率の教員による、現地からのレポートをお届けします、
研修には希望した1年生14人(男子9人、女子5人)が参加。ホームステイしながら、語学学校での研修などに取り組みます。
7月24日、成田空港集合。引率の教員が成田空港に着くと、すでに生徒が集合場所に何人か集まっており、もう数人は空港内の見学に行っているとのことであった。生徒が早めに空港に集合するのは例年のことであるが、今年度はその割合が非常に高く、ほとんどの生徒が集合の一時間前には空港に着いていた。他の生徒も遅れることなく空港に到着し、予定より早めに第三ターミナルへの移動を開始した。
手荷物検査、出国審査と何事もなく通過でき、ゲート前の集合時間にも一人も遅れる事なく飛行機へと搭乗し、オーストラリアへと出発した。国外へ出るのも飛行機に乗るのも初めてだという生徒も多い中ではあったが、落ち着いた機内であったようである。残念だったことは全員の席がバラバラで着席後の様子が直接確認できなかったことであった。
8時間のフライトを経てオーストラリアに到着すると、気温は摂氏6度。日本の冬と変わらない気温で、その寒さに驚いた。入国審査でカードの記入に戸惑う生徒がいて多少時間がかかったものの、おおむね時間通りに入国を済ませることができた。
入国後、バイロンベイ語学学校の大内さんに案内をしていただき、バイロンベイの動物園へと向かった。カランビンワイルドサンクチュアリは非常に広い園内の中で多くの動物と直接触れ合える場所である。最後に30分ほどのバードショウを見る時間があった。もちろん英語で話されるショウであったが、生徒は一所懸命に聞き取ろうとしており、研修に向かう姿勢が伺うかがた。
バイロンベイ語学学校に到着すると、校長のマイケル先生と東野生徒の授業を担当してくださるステイシー先生が迎えてくださり、その後バイロン市内の簡単な散策に出かけた。図書館に立ち寄った際にはオーストラリアの画家の油絵水彩画を見ることができ、説明も英語で受けた。徐々に英語を聴く機会が増えてきており、生徒も緊張した面持ちを見せるようになってきた。語学学校に戻るとホストファミリーが順々に到着しそれぞれのステイ先へと向かっていった。
昨日のフライトでは熟睡できた生徒はいなかったようで、さらに朝早く起きて1日のほとんどを歩いて過ごすというスケジュールとあって、生徒たちには疲れが見えた。しかしホストファミリーと対面するときには多くの生徒が笑顔を見せた。今年度の生徒は全体として、失敗をおそれて挑戦したがらないという傾向が強いように感じるが、ホームステイではそうしていると自分の意思は決して伝わらない。そのことは日本にいた時から繰り返し伝えてきたが、実感を伴わなくては理解できないだろう。明日以降の彼らの活躍に大いに期待したい。
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