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2017.07.28学校行事

オーストラリア語学研修便り ーー3ーー

夏休みを利用したオーストラリア語学研修。参加している1年生14人も現地での生活にだいぶ慣れてきた、と引率の教員がレポートを寄せています。

ホームステイは順調に

オーストラリアはいま冬で、今朝の気温は摂氏6度と非常に冷え込んだ。
8時にバイロンベイ語学学校に着くと、すぐに最初の生徒が登校してきた。前夜の話などを聞くと、どこのホスファミリーでも大きなトラブルは無く、コミュニケーションも頑張って取れているとのことだった。ホームステイ先のホストブラザーと一緒に話しながら登校する生徒の姿もあり、良い光景だった。

市場で英語での買い物に挑戦

1時間目はグループトークの後、近くの公園で行われていたファーマーズマーケット(FM)へと出かけた。週に一度のFMではバイロンベイ内の農家や店が出店を出し、にぎわっていた。

そこで、生徒たちは指示されたものを写真に撮るという課題を出される。買い物して店を回りながら写真を撮るのである。果物、ジュース、ハンバーガーなどを、悪戦苦闘しながらも英語で注文し購入するのはいい経験になっただろう。「写真を撮ってもいいですか?」「どうぞ」などと自然にやり取りができる生徒もいて、笑顔も見られた。

韓国の小学生の英語力に驚き

教室に帰っての2時間目は、友達へのインタビューを行なった。この時間は、韓国からホームステイに来ていたグループも加わり、たがいに英語で質問をしあった。相手の韓国人は小学生! でどうなることかと思ったら、英語力は圧倒的に向こうの方が上。小学生に”chicken”のスペルを教えてもらうという場面もあった。

韓国の小学生はとても流暢に英語を話しており、「英語を習得する」という段階はすでに脱し、「英語を使って何をするのか」というレベルに達しているように感じた。

アボリジニの文化に触れる

午後はアボリジニ文化体験とバイロン岬の散策だった。アボリジニ文化にくわしいクックテイル氏の話を聞き、自然と一体となっているアボリジニ文化に触れた。火起こしや槍投げも体験することができた。

その後は歩いて近くのバイロン岬にある灯台へと散策に出かけた。片道歩いて一時間というやや長い道のりであったが、生徒は弱音を一切吐かずに頑張って歩き通した。

「大事なのは伝えようという思い」

長く生徒と一緒に歩いたのでホストファミリーやホームステイの様子をたくさん聞けた。多くの生徒が話していたのが、「伝えようと思えば相手も察してくれて、意外と何とかなる」ということである。研修前半のバイロンベイでのホームステイの段階で複数の生徒からこの発言が出るのは大きな収穫だったと言えそうだ。この経験と体験を明日の小学校訪問に大いにいかして欲しいと願うばかりだ。