2017.07.29学校行事
オーストラリア語学研修も折り返し点を迎えました。「生徒たちもまた、授業の受け方にも変化が現れ始めました。特に『聞く姿勢』です」と、引率の教員が伝えてきています。研修便りの4回目です。
7月28日、朝のようすでは大きな変化は見られませんでした。しかし、登校して仲間や先生の姿を見ると「Good morning!」と自分から挨拶を、そして英語で行えるようになってきたのは、生徒たちは感じていないが、これも大きな変化なのかもしれません。
初日は「How are you?」といろいろな人に声をかけてもらったにもかかわらず、言葉が出てこない生徒が多かったのですが、今では「I’m good!」「I’m tired.」「I’m sleepy.」と自分の状態をしっかりと伝えられるようにもなりました。
今日の一時限目は、前日「Interview someone in your homestay」と、Stacy先生から出された宿題を使って各グループ内でのスピーチを実施。「What is your favorite food?」と昨夜、ホームステイ先の家族1人にインタビューしてきたことを、みんなの前で発表します。
発表する時は「You like ?」ではなく「He / She likes ?」「His / Her favorite ?? is ?」と変えて発表しなければならないことに苦戦。文章で伝えることの難しさを全員が体験したと思います。
二時限目は、Farewell Party でホームステイ先の家族に渡す「Thank you Card」の作成。生徒たちにとっては、初めて英語で手紙を書くことになりました。Stacy先生から手紙の書き方を教えていただき、原稿を作成。そしてStacy先生のチェックを受けた後に、清書を行いました。全員が6~7行すべて英語での手紙を書きあげることができました。
海外の小学校がどのような場所なのか、不安と期待の両方を抱きながらの訪問でした。いきなりの訪問に小学生も驚き、われわれに駆け寄ってくるたくさんの子どもたち。「Hello!」「コンニチハ!」と大きな声で挨拶してもらい、ハイタッチまで大勢の子どもたちと交わすことができました。そして、教室へ。
自己紹介を行い、日本で用意していった「書道」「こま・けん玉」「折り紙」「紙風船」の4グループに分かれ、小学生10名ずつにそれぞれ道具の使い方を説明しました。自分たちの説明、現地の小学生の反応……は満足のいくものではなかったと感じた生徒が多かったのでしょう。
「あの場面は……のように説明するべきだった」「こっちを先に説明するべきだったな」「……という説明を加えてあげたほうが良いと思うのですが、先生はどう思いますか」などと、改善点を話し合う様子を見ることができました。これをいかして次はもっと満足のいく内容を作り上げて欲しいと思います。そして、最後に正門の前で全員で写真を撮り、学校へと戻りました。
ホームステイ先の家族にもお集まりいただき、学校のカフェテリアで会食しました。それぞれの家庭でのようすを聞いてみたところ、ほとんどのご家庭から「beautiful」「cute」また「今日の出来事を一所懸命伝えようとしてくれて嬉しかった」という声をいただくことができました。最後に、Stacy先生から終了証書をそれぞれいただき、1年3組の吉田聖哉君が全員に届くように大きな声で最後の挨拶をしてくれました。
これで研修の半分が終わりました。後半は、語学学校ではなく現地の学校に通います。したがって、われわれに要求されるレベルは上がるでしょう。その中で、どれだけ活躍できるか。生徒たちの躍動に期待します。