2017.08.07学校行事
夏休みを利用してのオーストラリア語学研修。希望して参加した1年生14人は研修最終日、本校の交流校でもあるSt. Andrews で、研修の総まとめとして、小学生に日本文化を紹介する「MINI EXCPO」を成功させました。生徒たちの活躍を、引率の教員が詳細にお伝えします。
オーストラリアの先住民族であるAborigineのartを学ぶ授業。Aboriginal Artとはドットアートで、各色を竹串に付けて描きます。この授業ではSt. Andrewsのコースターにドットアートを描きました。
美術室にて
コースター作成中
モーニングティーを慣れたように楽しんだ後、一同は実験室へ向かいました。まずは、静電気を用いた実験に参加します。次に電子回路を学習することができるキットを用いて、St. Andrewsの生徒とグループを組み制作。キットの取り扱い説明書は英語と簡単な図が書かれており、それを参考に組み立てました。ここでも、St. Andrewsの生徒と協力して取り組む姿が多く見られました。
電子回路制作キットを用いて、一所懸命制作中
実験室から別の教室へ移動。そこでは「オーストラリア特有の言い回し」をできるかぎりたくさんノートに書き出しました。多くのグループが書き出したのは、Koara・Kangaroo・Uraluなど。中には、mate・Vegemite・G’dayなどオーストラリアで生活したからこそ出てくる単語も何個かあがってきました。
オーストラリア特有の言葉をたくさん書き出そうとグループ活動中
早めに昼食を済ませ、この語学研修の総まとめと位置付けられているMINI EXCPOに向けて全員が準備。今回は小学生の教室へとわれわれが足を運ぶのではなく、教室へ小学生が訪れてくるため、一人ひとりがテキパキと準備しました。研修前半のバイロンベイでの経験を生かして、小学生が退屈にならないように全員が工夫をこらす姿がとても印象的でした。
それぞれのグループの物品が用意できると、次にそれぞれのセリフのチェックに移ります。何度も原稿を音読する生徒、St. Andrewsでの経験を生かしてセリフを改良する生徒、用意してきたセリフでは物足りなさを感じてセリフの中にジョークを盛り込む生徒などなど。生徒一人ひとりが大きく成長する姿を見せてもらいました。
いよいよ小学生を迎え入れる時間です。小学生は6、7人で1グループとなり、折り紙、書道 、紙風船 、コマ・けん玉 の4つから2つを選んでグループごとに体験してもらいました。
生徒たちの説明通りに小学生が活動してくれたこと、満足して教室をあとにしてくれたこともあり、本校生徒はクタクタになりながらも、笑顔で最後まで終えることができました。
MINI EXCPOを終え、トヘトになった生徒たちを迎えてくれたのは、温かいホストファミリーとBBQ。ホストファミリーとの食事を楽しむ生徒たちの笑顔は、ここまでの高校生活の中でも1番のものでしょう。バイロンベイのFarewell Partyでは、生徒だけでまとまって食事をとる姿も見られたのですが、このPartyではホストファミリーと一緒に食事を楽しんでおり、教員もおもわず微笑みました。
ホストファミリーから生徒たちの様子を聞くと「Great!, Nice!, All good!」や「子どもたちの面倒を本当によく見てくれて素晴らしかった」「それぞれの日にあった出来事や日本のことを一所懸命伝えてくれて嬉しかった」と温かい言葉をいただくことができました。
また、このPartyでは、東野の校歌を1・2番はEnglish version、3番を日本語版で披露。人前での初披露、アカペラだったにもかかわらず、生徒全員が自分の感謝の気持ちを伝えようと笑顔でしっかりと最後まで歌いあげることができました。ホストファミリーからの大きな拍手は、生徒たちにとって一生忘れないものとなったことでしょう。
校歌を歌いました
Partyの最後には特大のケーキとフルーツが登場。全員がケーキとフルーツをペロリとたいらげ、それぞれのホームステイ先の自宅へと帰っていきました。
特大ケーキにナイフを入れています