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2018.03.05学校行事

卒業証書授与式がありました――5日

第31回卒業証書授与式が5日、本校大講堂で開かれ、319人が卒業しました。

午前10時開式。3学年の各担任から卒業生の名前が一人ひとり読み上げられ、各クラス代表の計10人に北村陽子校長から卒業証書が手渡されました。

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日本私立中学高等学校連合会会長賞などの各賞が贈られたあと、北村陽子校長が式辞。

「卒業するみなさんにお願いしたいことが二つあります。考えることが好きな人になってほしいということ、大事なことは面と向かって自分の言葉で伝えてほしいということです。

インターネットの普及などで社会のあり方が急激に変わり始めていますが、これからは表現の時代です。正しく発信するため、表現するために、考えることが好きな人になってほしいのです。

もう一つ、いくらSNSが発達しようとも、大切な思いは面と向かって伝えてほしいのです。どんなにAIやロボットが世の中を席捲しようとも最後は心です。

東野高校で培ったものを土台とし、平和な世の中を創っていくために、正直に、懸命に生き抜いてほしいと願っています」

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中川進理事長があいさつ。
「グローバル化が進み、国境がなくなっていく、ボーダレス化している世界で、自分とは異なる考え方をする人と交流していかなくてはなりません。多様性を受け入れていく姿勢が大切です。

フランスの哲学者、サルトルは、今よりいい時代があるかもしれないが、いま生きている時代を生きるしかない、と言っています。いまを精一杯生きる、自分の置かれた状況の中で力一杯生きる、ということを言っているのだと思います」

来賓の田中龍夫入間市長、埼玉県議会議員の齊藤正明様、杉島理一郎様、入間市教育委員会の西澤泰男教育長の4人の方からご祝辞をいただきました。

3学年主任の前田良郎教諭から「みなさんの物語の一つの章は今日で完結しましたが、次の章はまだ白紙です。未来を描くとき、思い描いた未来をみずからに引き寄せるため、夢に日付をつけてください。日付をつけると目標になります」と、「門出に贈る言葉」がありました。

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続いて保護者を代表して髙築良一PTA会長が「東野高校には自然と調和したユニークで美しいたたずまいがあります。卒業してこの学校から離れたあと、この美しい光景を思い出すでしょう。

自由で明るい、オープンマインドの学風もあります。卒業生のみなさんはこの学風の中で過ごしたのですから、大人になっても自信をもってふるまってください」と謝辞を述べました。

在校生を代表して加藤沙綺さん(2年)は「部活と勉強の両立に不安になった時、周りを見回したら、学校のために生き生きと活動している先輩たちがいました。そんな先輩に追いつきたいという私の大きな目標ができました。卒業生のみなさんから多くのものを学ばせてもらいました」と送辞。

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卒業生代表として土門真輝君が「答辞」。
「3年前の入学式で、先駆者になれというメッセージをもらいました。今まで誰もやっていなかったことを自分たちで切り開こうという意味だと解釈し、体育祭、文化祭で新しい挑戦を重ね、アジアからカナダに変わった最初の修学旅行ではホームステイも体験しました。

東野高校の最大の魅力は個性あふれる先生方の存在です。その出会いから私は、学ぶことの楽しさを教えていただきました。先生方の時にやさしく時に厳しい指導のおかげで、難問と出会っても自分で考え、実行する力が身に付きました。

そして私たち卒業生が最も感謝すべきなので家族です。いつも私たちをそばで見守り、支えてくれた家族のおかげで今日を迎えることができました。今日まで育ててくれてありがとうございました」

全員で校歌を歌ったあと、卒業生は紙吹雪の舞うなか参列の保護者に深々と一礼をし、会場をあとにしました。