2018.04.07学校行事
2018年度入学式が7日、本校大講堂で開かれました。
368名の生徒一人ひとりの名前が呼ばれ、本校への入学が許可されました。
本校の建学の精神は「知識は第一の宝」「品行は最高の美」「忍耐は無上の力」です。学びましょう、規範意識を高めましょう、主体的に動くための力を蓄えましょう、ということです。これが東野高校の生徒三原則です。
新入生のみなさん、高校生活がスタートします。みなさんには夢があるでしょう。夢は実現させなければつまらない。そのためにはしっかりと目を見開いて今を見つめて生きることが大切です。
希望を持っても報われないのではないかと悲観したりせず、このあたりでいいとあきらめるのではなく、たいていの夢は努力の継続によってかないます。
桜守の方はこうも語っていました。「桜だけは下に向いて咲くのです。なぜかわかりませんが、人間を喜ばせるためでしょうか」と。自分以外の人のために咲いているということでしょう。今年、桜の花はすでに散ってしまいましたが、皆が桜の花となりましょう。自分以外の人のために咲くことができる、生きることが出来るように、全力で高校生活を送り、その土台をつくりましょう。
私たち教職員は桜守のように、あなたたちを守ります。
本校では2年生でカナダに修学旅行に行きます。オーストラリアへの語学研修、ニュージーランドへの長期留学、英語検定への全校あげての取り組みなど、多彩なプログラムを用意しています。みなさんが積極的に取り組んでいくことを期待しています。
これから挫折したり、失敗したりすることがあるでしょう。それを怖れてはいけません。挑戦する気持ちを失わないでほしい。再挑戦しようと思ったとき、挫折や失敗は経験に変わります。失敗は自分が変わるチャンスと思ってください。
運命として定まっている巡り合わせのことを縁といいます。私たちの先輩は「縁があって」という言葉で、人間関係を良くしようと知恵を働かせてきました。「クラス」も「クラブ」も「学年」も縁があって一緒になったのです。それなら最初からお互いを大切に思い、仲良くしていけばよい。こういった気持ちで過ごしてほしい。良い友人を得て実りある高校生活を送ってください。
来賓を代表して、埼玉県議会議員、杉島理一郎様、入間市教育委員会教育長職務代理者、河村佳樹様からご祝辞をいただきました。
冒頭「Good morning Ladies and Gentlemen. …… I’d like to welcome you」と英語で切り出しました。
続けて「あなた方に伝えたい言葉は型を破れ、ということ。型破りという言葉は、従来の枠組みを飛びぬけて、個性や真価を発揮することを指します。しかし、この型破りに一番大切なものは基礎、基本が必要だということです」
「あなた方には高校生活でいくつものポイントがあります。大学入試やインターハイ、日々の中では学校生活にある1回1回の授業です。そこで成果をあげるには基礎、基本の上に成り立つ、自分自身が鍛錬によって生み出したオリジナリティー、独自力であり、それが発揮できれば結果として現われます。基礎、基本を身につけ、そして高め、型を破り、イノベーター変革者となってくれることを期待します」
「でも、いまとなっては、いらぬ心配だったと思っています。なぜならこの東野高校には自分のやりたいことに存分に打ち込める素晴らしい環境が整っているからです。切磋琢磨しながら互いを高めあえる仲間がいます。悩んだとき、立ち止まったときにそっと背中を押してくれる先輩がいます。私たち生徒のことを考えてくださる、優しくも熱意あふれる先生方がいます」
「新入生のみなさん、一日も早く自分の居場所、打ち込めるものを見つけ、充実した高校生活を送ってください。迷うこと、不安なことがあったらいつでも私たちに相談してください。みなさんと新しい東野高校を作り上げていけることを楽しみに思っています」
「私はこれまで家族や仲間が敷いてくれたレールを何の疑問も持たずに進んできました。でもこの学校に入学して、みなさんの話をきくうちに、ぜひともこの学校で自ら目標を見つけ、将来自分がなりたいものへ必ずつなげていきたいと、強く思うようになりました」
そして、自分の夢について英語でスピーチしました。
「I would like to help people overseas.…… The most important thing is to challenge.…… In this school, I will challenge as much as I can. I will do my best to make my dream come true.」
式の後はクラス集合写真の撮影。桜は葉桜になってしまいましたが、ハナミズキが色づき始めました