2018.08.01学校行事
オーストラリア語学研修は交流校のSt.Andrews Lutheren Collegeでさまざまな授業を受けています。引率教員のレポートで、そのプログラムの一部を紹介します。
小学5年生と折り紙を折りました。「こうやって折るんだよ」と言葉と実演を混ぜながら、「鶴」の折り方を丁寧に教えていました。
「音楽」でDisneyの “Lava”をウクレレを弾くグループと歌うグループに別れて演奏。東野生もウクレレのグループに入って弾いてくれました。「音楽のカリキュラムに入れて欲しい!」という声があがりました。
2つのグループに分かれて、St. Andrewsの日本語クラスと一緒の授業です。自己紹介から始まりましたが、苦労することは何もなく、自分のことをしっかりと伝えることができましたし、相手からの質問にも答えることができました。
説明しづらいときはiPadを借りて、画像を引用しながら説明します。
抽象的な事についての意見やアイディアを持ったり、伝えたりすることはすぐにはできなくても、自己紹介程度であれば、いつでもどこでもできるようであって欲しいと願っています。
自己紹介の反復練習。先生が「日本語でお願いします」と号令をかければ、St. Andrewsの生徒は日本語で、あらかじめ用意してきた質問をし、東野生も日本語で答えます。
「英語でお願いします」と声がかかれば、内容は同じですが英問英答の形式となり、東野生にも負荷がかかります。相方のSt. Andrewsの生徒がどんどん入れ替わるので、繰り返しでも緊張感が維持でき、最後まで手を抜くことのできないレッスンとなりました。
今年から新たに語学研修に取り入れられたプログラムの1つ「Integration」。「Integration」とは、St. Andrewsのバディと同じ授業を受けることです。
午後の5、6限目、体育、日本語、映画、歴史などさまざまな科目を、東野生もSt. Andrewsの生徒と同じ立場で参加させていただきました。
言葉に対する特別な配慮がなかったため、全てを理解することは難しかったと思いますが、「理解しよう」という気持ちを最後まで持ちながら授業を受けていた生徒には非常に良い経験になったと思います。
「海外の高校の授業を受けてみたい」という動機から今回の語学研修に参加した生徒にとっては、まさに夢がひとつかなえられたと思います。次なるステージへの第一歩となってくれればと思います。
体育の授業では、天然芝の校庭を所せましと走り回っていました。
体育の授業を見ていると、英語が上達する過程と似ていると感じます。
一例ですが、初めにルールや理屈を先生から学びます。その後、グループに分かれて「これでいいのかな」という気持ちを持ちながらも、実際に練習してみます。そして最後に、実戦形式で挑戦。
初めは消極的だった生徒たちも、ゲーム終盤となればガンガン走り、パスを求め、ゲームを楽しみます。そして「楽しかった。またやりたいな」という気持ちで授業が終わります。そして、これを繰り返すことで上達していきます。
英語が上達することも同じ流れではないでしょうか。
「自分の英語の授業では理屈や解説だけ繰り返しして生徒を退屈にさせていないか」「英語は楽しくないな、もうやりたくないなという気持ちを生徒に持たせいないだろうか」と、引率教員(英語科)も自分の担当するクラスの様子を見つめなおす “Integration”となりました。
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