2019.04.25学校行事
宇宙航空研究開発機構(JAXA)で長年、ロケットの開発、国際宇宙ステーション計画への参画、日本人宇宙飛行士の選抜養成などにあたってきた柳川孝二さんを招いての講演会「宇宙の扉を開こう――見て 考えて そして――」が25日、狭山市市民会館で開かれました。
全校生徒、保護者が耳を傾けました。
柳川さんは、宇宙の果てから素粒子までの大きさを比べる動画を使って宇宙の大きさを説明、「ブランコの頂点でふわっと感じる、あれが無重力状態、みなさんも無重力を体験しているんです」と、宇宙を身近に感じる話から始めました。
無人探査機による惑星探査、国際宇宙ステーションでの実験など、さまざまな宇宙活動を一つずつ紹介しながら、なぜ人が宇宙に出ていこうとするのかと、問いかけました。
また「観測し、予測し、応用するというのがエンジニアリングの基本。鳥の目、虫の目など、多面的にものを見ることも必要です」と科学に向きあい、学ぶ時のアドバイスもいただきました。
「宇宙と社会と自分をつなぐいくつかの考え方があります。宇宙人と話せたらおもしろいし、何かの役にたつこともある、みんなで地球を守るという気持ちにもなるでしょう。自分の世界を広げていくのもフロンティア活動、自分自身の宇宙をつくってほしい」と語りかけました。