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2021.04.09学校行事

入学式が行われましたーー9日

令和3年度入学式が9日、所沢市民文化センターミューズ(アークホール)で開かれました。

新入生全員の名前が一人ひとり、11人の1年生担任によって呼ばれ、北村陽子校長が「入学を許可します」と告げ、晴れて東野高校生となりました。

北村陽子校長式辞

本日はご多用のところ多くの来賓の皆様に、ご臨席を賜りまた、保護者の皆様のご参列のもと、東野高等学校 第37期生の入学式をここ所沢ミューズにて挙行できますこと、大変ありがたく、本校を代表いたしまして感謝申し上げます。誠にありがとうございます。

新入生326名の皆さん、改めまして東野高等学校への入学を、心より歓迎いたします。
皆さんは、推薦基準を上げた本校の入試を勝ち抜き今日を迎えています。選ばれた新入生であることに自信と誇りを持ってください。もちろん、不安な気持ちも抱えていることでしょう。どうぞ、ためらわず突き進みそれぞれが持っている夢をかなえてください。
時として   泣いてもいい
時として   嘆いてもいい
私たち教職員はそこに寄り添います。
そして、本当の優しさをもって
本当の厳しさをもって
皆さんの背中を押します。安心して下さい。

さて、日本人はどうしてこんなにも桜が好きなのでしょうか。
今年の桜の開花は、この冬前半の寒さと後半の暖かさとが絶妙な組み合わせとなり促進されたようです。
そして、コロナ禍の中、在原業平(ありわらのなりひら)のある歌が、話題になることが増えました。

「世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」

桜があるからこそ、春には心が揺れ動きます。
そして、その心の内をどうしずめるか人々は考えめぐらし、
図らずも、桜に惑わされ、桜になごまされるのでしょう。
東野の自慢の桜はすでに葉桜となりましたが、
一年後、東野生として東野の満開の桜の下を歩いたとき君たちは、何を思うのでしょうか。

桜は、開花時期で話題になり、満開の時期で話題になり、色具合で話題になり、そして、散るのが気になり
桜ほど、人々を魅了してやまない花はありません。
「桜」が、「桜」そのものだけで多くを語れるように。
新入生の君たちには、桜のごとく
「君」が、「君」だけで多くを語られる
人間力を養いましょう。
君は君なのだから。

そのためにも、高校生活は大切で東野高校の「建学の精神」とともに、高校生活の基本的心構えをお話ししておきます。新入生ガイダンスで約束したように、「建学の精神」を覚えてきてくれたでしょう。
では、
1. 知識は第一の宝
2. 品行は最高の美
3. 忍耐は無上の力

まず、
1.知識は第一の宝   について・・・学びましょう。
  どんな場面に直面したとしても最後に自らを救うのは、学び・教育だと信じています。発達しすぎたかもしれないネット社会に流されることなく正しい知識を習得するための、選択ができるようになりましょう。

2.品行は最高の美   について・・・そのために規範意識を高めましょう。
  人生の中で最も多感であろう時期を全日制普通科高校で学ぶ意義を感じてください。人は人と人との健全なぶつかり合いによって磨かれるものです。高校という場所で集団生活を営むには、個性のぶつかり合いは避けがたく、その中でより良い人間関係をいかに構築していくかが、それぞれの課題となるでしょう。尊い品行は、規範意識の高まりの中からこそかもしだされていくことでしょう。

3. 忍耐は無上の力について・・・主体的に動くための力を蓄えましょう。
苦しいことに堪え、時に理不尽なことも我慢することによって、周りからの協力、そして結果が得られるでしょう。それは、勉強でも・部活でも・行事においても大切で、さらにそのことが主体性を身に付け、
さらなる可能性を、引き出すこととなるはずです。

知識は第一の宝
品行は最高の美
忍耐は無上の力
この、建学の精神が、必ず君たちの今後の生き方の指針になるはずです。

改めまして、
保護者の皆様には、本日のお子様の東野高校への入学を心よりお喜び申し上げます。
私たちは、教育に関わるものとして、謙虚に覚悟をもって努力してまいります。
本学園 盈進学園創始者 まるやま としお の言葉を胸に。
その言葉とは
   常に子どもと共にあれ
   子どもには必ず光るものがある
   子どもの可能性を信じよ
   子どもには希望を持たせよ
   鋳型にはめるのではない、育てるのだ
   怒るな
   あらんかぎり褒めよ
   謙虚であれ
   恐れを持て
   子どもを買い被るな
   子どもを見くびるな
   自らの仕事に全心を打ち込め
です。

どうか、保護者の皆様にも、この言葉を心に留めていただき、ご家庭と学校が連携し合いながら、お子様の成長を促していけるようぜひともご協力くださいますようお願い申し上げます。

さあ、新入生の皆さんの高校生活がスタートいたします。
君は東野で何をしますか?
まずは「はじめなきゃ」です。その行動が、夢の実現につながるはずです。コロナ禍の時代を嘆いていても始まらない。中学校時代にできなかったことも、さらに新たなことにもすべてに挑戦しましょう。もちろん、中学までの思い出にすがっている場合ではありません。グローバル化の波が日本全国を覆いつくしていますが
何も恐れることはありません。
まず、この地と世界を結ぶ懸け橋になりましょう。そして、日本との。本校の英語教育に関する、多彩なプログラムを活用し、英語を使いこなし、また、英語だけでなく、文章を読み解く力を蓄え、表現力を養い、この地がグローバル地域として発信していく力となりましょう。
英語が話せれば、運命は変えられる、必ず。

現代は予測不可能な時代とされ、明日何が起こるかわからないと言われています。新型コロナウイルスが世界に蔓延し、これほどまでに多くの人々の生活を苦しめるなど誰も予測しなかったことです。
しかし、過去に予測可能な時代などあってでしょうか?
考えてみれば、いつでもどんな時代でも未来は予測不可能なのです。だからこそ、今を悪戯に憂うることなく予測不可能な時代を生き抜くために必要な能力を、ここ東野高校で培いましょう。

日本人にとって桜の木はただそこにあるだけで、安心感と期待感をもたらします。
そして、私たちにとって、君たちが今を生きていることそのことがすばらしく、期待感をもたらします。
これからの日々を、いとおしみつつ、着実に生きていきましょう。

37期生の皆さんと出会えたことに、心から感謝し式辞といたします。

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中川進理事長 あいさつ

みなさんは今日から、盈進学園東野高等学校の大切な生徒の一員です。私たち教職員、関係者一同、心より歓迎します。

みなさんはつい最近まで高校入試ということで、それまで以上に勉強なさったことでしょう。これからは一段アップした学習をしなければなりません。そうした学びはその後も続きます。人は何のために学ぶのでしょう。生きるかて、いきるすべ、生きる方法を得るためとも言えます。

多くのことを学ぶことによって知識が増え、複雑な社会がわかるようになっていきます。学ぶことによってこれからの進むべき道を探すことにもつながっていきます。その年代に応じて必要な学びがあり、一生が学びといってもよいと思います。

現代はいろいろと意見の違う人や国籍の違う人が私たちの周囲にたくさんいます。しかし同じ地球人であり、話し合い、仲良くしていかなければならないことは言うまでもありません。2年前のラグビーワールドカップの日本チームはその典型とも言えます。たくさんの人と出会い、良い友を作ることは幸せなことであり、これからは特に必要な心の持ち方でしょう。勇気をもって出会いを作っていってほしいと思います。出会うことは学ぶことにも通じていくものです。

これからの3年間、失敗や挫折もするでしょうが、失敗も大切な成果です。再挑戦しようと思った瞬間に挫折は経験に変わります。失敗は自分が変わるチャンスでもあります。大切なことはこれからの努力がみなさんの将来を決めていくということです。最後に笑うのは努力した人です。人間は能力よりも努力に頭を下げるものです。頑張ってみてください。

今日の入学式はみなさんの晴れの門出でもあり、ご家族にも目に焼きつけていただきたく、学校から離れてはいますが大勢が一同に会することができるこの会場を予約し、この日を迎えました。

本日、ご家族のみなさまとご縁ができましたことを喜びながら、ご家族と学校とが互いにその役割にそって機能しあうことが、お子様方のより大きな成長に資するものと思います。担任、副担任、学年主任にもご遠慮なくお話なさり、相談いただきたいと存じます。

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在校生代表 歓迎の言葉 

田中陽晴さん

皆さんはこの日をどのような気持ちで迎えられているでしょうか。新しい制服に身を包み、期待からの喜びに胸が高鳴っていることと思います。その一方で、緊張からの不安を感じる部分もあるかもしれません。ですが、勉強や部活動、さまざまな学校行事など、この東野高校で過ごす3年間を想像してみてください。きっとどこかの場面で輝ける自分の姿がそこにはあるはずです。その姿を思うことで不安な気持ちも少しは和らぐことでしょう。

これからの高校生活でつまずいたときなどは、無理に進まず、一度立ち止まり、気持ちの持ち方を考え直してみてください。それらを乗り越えることができたら、きっと自分の将来にもつながることと思います。

高校生活の3年間はみなさんが思っている以上に速く過ぎ去ってしまいます。だからこそ何気ない高校生活を送るだけでなく、さまざまなことに積極的に取り組んでみてはどうでしょうか。そして東野高校で充実した時間を過ごしてください。

学校には選択肢がたくさんあります。生徒一人ひとりが自分の道を選び、責任をもって日々生活しています。みなさんも自分だけの道をみつけ、全力で取り組み、日々挑戦していってください。歴史と伝統のある東野高校の一員として誇りを持ち、自分自身が成長できるよう、ともに歩んでいきましょう。

新入生代表 決意の言葉

江田那々愛さん

勉強が嫌い、それが中学校2年生までの私でした。そのような私がこれだけはと心に決めたことがあります。それは自分の将来や夢について真剣に向きあうことであり、しっかり高校受験について考えることでした。ある時、夢をかなえた多くの人が、その過程として勉強にもしっかりと取り組んでいたということを知りました。好きなことだけをしていても自分の夢はかなわない、そのことからようやく私の高校受験がスタートしました。

最初は言われた勉強を最低限こなすだけの日々でしたが、徐々に努力することの意味を理解できるようになりました。同時に学ぶことの面白さを感じ、いつのまにか、それまで苦手だった英語に強くひかれる私がいました。そのタイミングで東野高校のインターナショナルIクラスを知り、ここで学びたいと強く思うようになりました。そして今日の日を迎えることができ、大変うれしく思います。

私の夢について、英語でスピーチさせていただきます。

I have a dream. I want to visit a lot of countries and want to make friends with people around the world.
A person who was an astronaut said “the borderline wasn’t seen from the universe”

Because of covid-19, people to people exchanges are decreasing not only in japan but also all over the world.
I’ll learn English and want to understand many people’s idea. In the future, I want to build a relationship of trust in the world.

受験勉強は東野高校とのご縁と、世界観を広げる大きなチャンス、そして多くの気づきを与えてくれました。それらの気づきを今日から、この伝統ある東野高校での日々へつなげ、その一員としての自信と誇りを胸に、力いっぱい精進していくことをここに誓います。

下村笙太さん

私たちの中学校生活最後の年は、コロナ禍でできることが制限された我慢の1年でした。楽しみにしていた修学旅行や合唱祭などの学校行事が中止や縮小となり、部活動でも3年間の集大成を見せようとした最後の大会がなくなってしまい、とても悔しい思いをしました。その分、東野高校では悔しさをバネに、3年間の学校生活一つ一つに力を尽くし、目標に向かって努力をしていきます。

私は二つのことを頑張りたいです。ダンス部に入部し、部員のみなさんとともにすべての大会でベストを尽くし、日本一を目指していきます。自分の限界を作らず、毎日の練習や課題をこなしていきます。

二つ目は勉強です。私は将来、教師になるという目標があります。大学進学して、一層勉強に励む必要があります。苦手科目の英語には特に力を入れて勉強し、克服できるよう努力します。多くの学問に触れることで自らの視野を広げ、多角的なものの見方を養いたいとも考えています。相手の気持ちや立場を理解し、相手に寄り添える教師になるための基盤を高校生活を通して身につけていきたいです。

時に壁にぶつかることや悔しい思いをすることがあるかもしれませんが、私たちは今まで忍耐力や解決力を身につけてきたと思います。それでも一人の力では足りないところを、これからの高校生活で仲間や先生方、先輩方の力を借りながら補い、一つ一つ壁を乗り越えていきたいです。

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入学式に続いて同会場で1学期始業式もありました。

北村陽子校長の話に続いて、1学年の学年主任、クラス担任、学年所属教員が紹介されました。

また、入学式・始業式にあわせた特別企画として音楽鑑賞会があり、弦楽五重奏団の演奏を楽しみました。