2022.04.08学校行事
2022年度1学期始業式が8日、本校総合(人工芝)グラウンドで行われました。
北村陽子校長が「桜吹雪のもと、久しぶりに外でみなが集まって始業式ができることを嬉しく思います」と呼びかけ、今年度の学校のテーマ「発信と安全」について話をしました。
新2、3年生の皆さん、おはようございます。2022年度もコロナ禍でのスタートとなりましたが、今日のこの景色を見ると、桜吹雪の中でのスタートとももちろん言えるわけです。なんて美しい学校だろうと改めて思います。
また、いつも放送での式だったけれど、ここグラウンドに集まり皆にあうことが出来て本当に良かった。少しずつ変化を遂げながら、これからの「withコロナの時代」をどう生きるか考えていきましょう。すでに模索してきたことは実行に移し、充実した高校生活になるよう勧めていきましょう。
本校の今年度のテーマは「発信・安心」といたしました。
まず「発信」についてですが、今まで本校が取り組んできたことがまわりの人に正しく深く理解されているかを振り返ってみました。少し弱いのではないかと思わざるを得ない部分もあります。それは実にもったいないことです。
【英検週間】【インターナショナルIクラス】【東野SDGs】、2021年度実施できた【文化祭】【体育祭】【修学旅行】……それらの活動をもっと発信したなら、もちろん、自分に返る責任がありますが、他者からの東野に対する理解も、そして君たちに対する理解も高まるはずだろうと考えました。
日本人の悪いところとして、いい人が黙る、つまり黙ることを美徳としているような気がします。それでは、世界には通用しません。これからの社会を生き抜くためには、考えていることを議論し発信することが必要です。
例えば、ウクライナ情勢を考えたとき、遠いところでの出来事として無関心でいていいのか。戦争にいい戦争なんてあるわけない。人を殺していいわけない。支援のあり方として直接的ではないにしても共感支援を表すことが大切で、そのことも「発信」していくべきかと考えます。人が最も不安を覚えるのは無関心であることです。共感支援を発信しましょう。
次に「安心」について考えましょう。予測不可能な時代だからこそ「安心」を求めるのでしょう。何が安心をもたらすか、所属場所(居場所)があることは安心につながるでしょう。君たちの所属場所は各家庭でありこの東野高校です。
不安な事とか悩みとか、誰だってあります。でも、誰かと話すと冷静になれます。その場所がここです。君たちにはあります。そのことを忘れないでほしい。発信し安心感を得ましょう。心を開放して、安心は発信することによって自らが創るものでもあります。3年生は、第一志望宣言を発信し、進むことが今の段階では安心を得たこととなり、最も必要なこととなります。
さて、君たちも知っているでしょうが2022年度から18歳からが成人となりました。3年生の中には、誕生日が早かったらもうすでに成人の仲間入りをした人もいるかもしれません。成人になると何が出来てどうすべきなのか学びましょう。大人になることを意識することは大切なことです。
ただ、高校生の間は「お金は借りない・分割払いはしない」ことは実践してほしいと思います。詳細については授業の中でも取り組む予定です。学んで、その結果「大人っていいね!」そう思えるようになりましょう。
生徒たちの活躍としては、春休み中、ダンス部がスノーマンと共演しました、最高の視聴率だったそうです。4月10日は定期公演です。4月29日には吹奏楽部の定期演奏会も予定されています。野球部もサッカー部も公式戦が始まります。
新2年生Iクラスの樋口さんが1年生で英検1級に合格。昨年度の卒業生の進学実績も素晴らしい。今後も、活躍を発信していきましょう。
最後に、建学の精神「知識は第一の宝・品行は最高の美・忍耐は無上の力」をもっと発信するようご指摘をいただきました。こんなに言っていても、もっと発信するように言われます。私学にとってとても大切であり、生きていく道標のようでもあります。
今年度は、特に「品行は最高の美」を強く意識しようと思います。謙虚さは教養で、その教養は人格を構築するでしょう。謙虚さは教養です。つまりは、挨拶きちんとできたり、謝罪がきちんとできたり、相手の心を思いやれたり、数値に表れない努力・実力を見失わずに歩みましょう。
発信・安心には、「信じる」ことが大事だと思っています。今年度も、誰が何と言っても君たちは自慢の生徒です。それを私も発信します。頑張りましょう。
続いて各学年の担任らが順番に紹介されました。