2012.04.10学校行事
真冬を思わせるような窓外の冷たい風の中、午前10時より大講堂で行われた2012年度入学式。
会場を埋め尽くす来賓・保護者の方々に見守られ、411名の新入生が身を引き締め期待に満ちた高校生活をスタートさせました。
未来を背負って立つ15歳の若者たちがどのように成長してゆくか・・楽しみです。
桜咲く暖かな春を待ちわびるかのように…。
新入生を代表いたしまして、まず始めにこの場をお借りして申し上げます。東日本大震災という、歴史に残る未曽有の複合的大災害が起きてから一年が経ちました。被災地では未だに大勢の方が復興にむけて力を尽くしている最中です。そのような中で、私達411名は、この盈進学園東野高等学校に入学できることに大きな感謝をするとともに頑張らなければ、という強い決意でもおります。
さて、私は、この東野高校に入学するにあたって挑戦したいことが三つあります。一つ目は英語の学習に力を入れることです。中学校時は得意ではありませんでしたが、単語・構文を習得し、発音やリスニングの能力を高めて外国の方と会話をできるようになりたいです。
次に、生涯を通じて付き合えるような友人を多く持ちたいです。高校という新たな環境で、彼らとの日常の断片がいつまでも記憶に留まり、輝き続けるものとなれば大きな喜びです。
最後に、小学生の頃より続けてきた剣道にもより一層打ち込み、鍛錬に取り組む決意もあります。技術の向上だけでなく、礼儀と思いやりを体得し、県大会出場を果たしたいです。また、段位三段の取得も目標の一つです。
そうして東野高校での日々の中で、夢を叶えたいと考えています。それは、警察官として働くことです。地域の方が安心して生活を送れる環境を整えたい、という一心で現在まで思い描いてきました。
個人で定めた目標を達成させるには、諸先生方、先輩の皆様には様々にご指導いただくこともあると思います。しかし、私達2012年度入学生は強い意志で物事をやり抜き、互いを尊重し個性豊かな人間になることを誓い、生徒代表の言葉とさせていただきます。
桜の開花を目前に、春光が私達を暖かく包み込んでいるようです。この良き日に、盈進学園東野高等学校で入学式を迎えられたことは私達にとっては大変嬉しい限りです。
私は、これからの高校生活で努力したいこと、楽しみたいことがあります。まずは勉学についてです。私は計画的に学習を進めることが得意ではありません。しかし、高校生として新たなステージに立とうとする今、きちんとした計画のもと、それに沿って学習を続ける必要があります。まずは少しずつ、しかし、確実に歩を進めていきます。教科の中では、英語に関心があります。海外語学研修や英語検定への取り組みなど、学ぶ機会は数多くあります。自身のスキルを高めるため、多くのことに挑戦していきたいです。
また、充実した日々を過ごすには、部活動への積極的な参加も欠かせません。中学校ではバレーボール部に所属していましたが、今は家庭科部に興味があります。
三つ目は学校行事である文化祭です。本校ならではの特徴や雰囲気を十分に感じられる良い機会だと思います。そして、周囲と協調して懸命に取り組み、一つのものを創り上げることで達成感を得られるはずです。また、体育祭も今から楽しみです。
私は中学校で「凡事徹底」という言葉を学び、心に響きました。「当たり前のことでも一生懸命に徹底して行う」という意味です。これがきちんと実践できるよう、心掛けていきます。
私達411名の高校生活は今からスタートします。それぞれの胸には楽しみや期待、不安など様々な思いが交錯していることでしょう。しかし、本校生徒としての誇りを持ち、自身の成長を望みたゆまぬ努力を重ねることを決意し、ここに誓いの言葉と致します。