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2024.01.09学校行事

3学期始業式がありましたーー9日

3学期始業式は各教室で放送を聴く形で執り行いました。

はじめに、小野田正利校長があいさつしました

新しい年のはじめ、3学期のスタートということで、今年1年、どういう年にしたいか、みなさんそれぞれがこの休み中に考えたことかと思います。また、学校の3学期はそれぞれの学年にとって「まとめ」をする時です。

そんな話もしなくてはと思うのですが、やはり、北陸地方を襲った大地震のことに触れないわけにはいきません。自然災害との向き合い方を改めて考えさせられる新年年明けになりました。

みなさんの親せきや友人で今回の地震で被害を受けた方がいらっしゃるかもしれません。心よりお見舞い申し上げます。

私たちにとっては遠く離れた場所で起きた地震です。家をなくし、避難所生活をしている人たちに直接、手を差し伸べる手段はなかなかありません。救援物資を送る、そのための費用を寄附するなど、私自身、自分にできることを考えています。

大きな被害がでた能登半島と私たちが暮らす都市部では、地震によって引き起こされる被害の形が大きく異なります。埼玉県にいれば、まず津波の心配はないでしょうが、今回の地震と同じように、建物の崩壊や火事などは共通するでしょう。電気やガスが止まる、電話もインターネットも通じない、これはどこで起きる地震でも共通のことでしょう。

そして、今回も報道されていますが、SNS、ネット交流サービスによるデマ、偽情報の発信や拡散も、どこで起きる地震であっても、残念ながら共通しているようです。

東日本大震災などの大災害では110番通報や119番通報に限界があり、SNSによる危機的状況の発信が命を救ったなどという例があり、SNSの良さが注目されました。

一方でSNSを使ってデマや偽情報を流すということも同じように起きていました。人の不幸につけこんでウソの情報を流すということが何を目的にしているのかと思うのですが、これまではいわゆる「愉快犯」といった、ウソの情報によって人々が慌てる、場合によったら警察や消防が出動したりする、それをはたから見ていて面白がるということだったようですが、今回のデマ、偽情報についてはSNSの閲覧数、ページビュー稼ぎが目的ではないかと指摘されています。

多くの人があるSNSの投稿記事を見ると、その投稿者に報酬、お金が支払われる、そういう仕組みがあり、それが目当てではないかということのようです。

こういう仕組みもどうかとは思いますが、やはり、問題は投稿する人にあることは間違いない。どんな人なんだろうなとど考え、なんという世の中になったものかとも思います。

そんなさなかに、学校のClassiを使って1年の担任の先生がクラスのみなさんに呼び掛けているメッセージが目にとまりました。そうだ、こういうことも私たちが発信していかなければならないと強く感じました。紹介します。

まず、生徒のみなさんや家族の方が被害にあっていないか安否を尋ねます。そしてこう続けます。

「そして、こういう時にはデマニュース等が流れやすいです。その情報をあなたが拡散したことで間違った情報が被災者に届いてしまうかもしれません。
情報のでどころや内容によく注意してください。
不安なときこそ冷静に。」

こんなメッセージでした。

「SNSでデマが広がっているから注意しましょう」ということがニュースになったのは地震が起きてしばらくたってからです。この先生のメッセージは地震があった1日の夜にもう発信されていました。

もちろん、みなさんがこのようにSNSを悪用しているとは思いません。

少し考えてみましょう。デマニュースが広がることが必要な救助活動を遅らせることにつながりかねません。偽の情報によって助けられる人が助からなくなる、被害を拡大させていると考えることもできます。これはおおげさに言えば二次災害です。

被災地から遠く離れた私たちは、被害にあった方を直接手助けする方法はなかなかありません。私たちができることは限られています。でも、してはいけないことははっきりとしている、という言い方をしてもいいでしょう。心にとめておきたいことです。

いつも言うことですが、SNSにはこのような出所がはっきりしない情報があふれている、ということを、改めて知っておきましょう。

最後に繰り返します。今回の地震は1月1日元旦におきました。当たり前のことですが、自然災害、特に地震はいつおきるかほとんどわかりません。地震に休日はありません、そのことも忘れないようにしましょう。

また、昨年夏から4か月間、カナダに中期留学していた2年生が年末に元気に帰国、代表生徒が始業式で留学について報告しました。

2年I1組の大塚琉葵です。4ヶ月間のカナダ留学を通して、様々のことについて学ぶことができました。
その一つが英語です。初めは英語が全く聞き取れず、コミュニケーションをとることが難しかったのですが、カナダで生活を続けることで少しずつ聞き取れるようになりました。英語力が伸びたことで、海外の映画やドラマを字幕なしで見られるようになったことが嬉しかったです。

カナダは様々な国の人が住んでいる国なのでいろいろな国の人と友達になることができました。特に私はアフガニスタンからの人と仲良くなりました。カナダではアメリカンフットボールやスケートなどのスポーツが人気なので、一緒にアメリカンフットボールを見たり、スケートをやったりして遊ぶことがでしました。
アフガニスタンの友達は戦争からカナダに逃げてきたらしく、今まで他人ごとだった世界で起きている戦争などがすごい身近に感じられました。友達の影響で世界で起きていることに関心を持つことができ、世界についての理解をより一層深めることができました。

そして友達の一人から、yolo という言葉を教えてもらいました。yolo とはyou only live once という言葉の略語で、人生はいちどきりしかないという意味です。私はこの言葉のおかげでカナダでの留学生活を後悔のないように過ごすことができました。日本でもこの言葉を忘れずに過ごしていきたいと思います

最後にこのとても貴重な機会を与えて下さった中川理事長、小野田校長をはじめ先生方にカナダで学んだ英語で感謝の言葉をのべたいと思います。

I learned a lot of things through study in Canada. I hope I will have a chance to study there again. Thanks again, my school gave me such opportunities to study English.

Thank you for listening.

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