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2024.07.20学校行事

1学期終業式がありましたーー20日

1学期終業式は放送形式で執り行い、生徒は各教室で終業式に参加しました。

小野田正利校長のあいさつ

1学期の終業式ということでまずこの1学期を振り返ってみましょう。今年の1学期は東野高校にとって新しい取り組みがありました。探求WEEK、英検WEEKです。

探求WEEKで1学年は高尾山に登りましたね。始まったばかりの高校生活、クラスの新しい友だちとうまくやっていけるかという心配を吹き飛ばしてくれたという感想を聞き、大変うれしかったです。東京グローバルゲートウエイ、TGGはどうだったでしょうか、英語が通じない、ショックだったかもしれませんがそれでいいのです。そこからスタートです。次の英検WEEK、英語学習への意欲が高まったことでしょう。

2学年は外国人留学生といっしょに東京の下町を歩きました。もっと英語ができるようになりたいという気持ちが高まり、やはり同じように英検WEEKに結びついたと思います。また、大学のキャンパスツアーにも出かけました。もう進路のことを考えるのかと感じた人もいたかもしれませんが、けっして早くはありません。自分の進学、進路を真剣に考えるきっかけになったことでしょう。自分の将来を探す、探る、文字通りの探求WEEKだったと思います。

3学年は探求WEEK期間は中間考査でした。定期考査の結果が志望校選びにつながるわけですから、これも自分の将来を見据えての探求のひとつです。

このように、探求WEEKと英検WEEKがうまく結びつきました。うまく結びつけられました。そこが大事ではないでしょうか。そう今年はもう一つのWEEK、芸術WEEKが夏休みのすぐ後に控えています。

合唱祭や盈華祭など大きなイベントが続きます。クラスの仲間と力を合わせるといった1学期に得られた成果・経験を芸術WEEKにつなげていきましょう。夏休み中にクラス登校日を決めているクラスもあるようです。この夏休みをうまく使って、しっかりと準備をしましょう。

二学期に向けてお知らせがあります。いま校内で大きな工事が進められています。今日、ご家庭にもって帰っていただくプリントにも書かれていますが、1学年の教室と2学年の教室の間のホームルーム通りをバリアフリー化する工事です。

みなさんも防災訓練、避難訓練を通して、大地震など災害時の校内での避難経路は頭に入っているかと思いますが、教室を出てホームルーム通りを通って総合(人工芝)グラウンドに集合することになっています。そのホームルーム通りはこれまで砂利敷きで、階段などによる段差があり塀もありました。急いで避難しなくてはならない避難経路としてどうなのか気になっていました。ここを平らに、ひろびろとしたスペースにしようという計画です。この夏休みに工事が本格的に進み、2学期までには終える予定です。

さて最後にみなさんにお伝えしたいこと、お願いしたいことがあります。この夏休みには、みなさんに改めて平和について考えてもらいたいということです。

第二次世界大戦、太平洋戦争も終わろうかという79年前の8月6日、広島に、9日には長崎に原子爆弾が落とされ、8月15日に戦争は終わりました。これから、これらの日にあわせて戦争について、平和について考える機会となる報道・ニュースが多くなります。ぜひ関心をもってそのようなニュースに触れてもらいたい思います。

太平洋戦争のあと、幸いにも日本はずっと戦争に巻き込まれせんでした。太平洋戦争までの日本はほぼ10年おきに戦争を続けていました。戦争がない期間、つまり戦後が79年も続くということは、日本の近代の歴史の中でも特別なことです。

しかし、みなさんも知っている通り、世界に目を向けると、残念ながら今も世界のあちこちで戦争が起きていて、たくさんの人が犠牲になっています。

ちょうど1か月ほど前です、太平洋戦争末期の沖縄での戦闘による犠牲者らを悼む「慰霊の日」で、沖縄県の高校3年生が「これから」と題した「平和の詩」を朗読しました。

この79年間の戦後について、戦争が絶えない現状についてこう語っています。

それでも世界はまだ繰り返してる

七十九年の祈りでさえも

まだ足りないというのなら

それでも変わらないというのなら

もっともっとこれからも

僕らが祈りを繋ぎ続けよう

限りない平和のために

僕ら自身のために

紡ぐ平和が

いつか世界のためになる

そう信じて

「祈りを繋ぎ続けよう」という「僕ら」はもちろん私たちみなであり、そして何よりも、これからの社会を担っていくみなさんです。ぜひこの夏、改めて平和について考えてみてください。