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2013.01.19学校行事

沖縄修学旅行にフィナーレ ー 2年生《続編》

2年生 修学旅行特集の続編です。行程や1日目のダイジェストは《前編》をご覧ください。

生徒たちは語る

那覇空港に到着して30秒。横にいる友達と話ができなくなるほどの騒音が3度続いた。
沖縄の人の抱えている米軍基地の問題がどれ程深刻なものか感じた。

ずっとずっと沖縄という県は青い空と美しい海がどこまでも続いているんだろうなと思っていた。
しかし、実際に現地を訪れてみて、もちろん自然は美しかったのだが、それ以上に基地問題で悩んでおり、
多くの人たちが反対運動をしていることを目の当たりにした。

以前から沖縄の基地問題のことは聞いていたりして知っていたが、
やはり実際に目にすることによって、より一層深く考える事ができた。
(女子)

私たちが今どんなに恵まれているかということに気づかされた。
私たちは家に帰ると家族がいて、生きていけるための食料があり、学校に通えるお金があり、服を買えるお金もある。
私たちはこの現実が当たり前だと思っている。

しかし、当時の人(戦時中)は私たちのような生活はできず、苦しい生活をしていた。
私たちは、今生きていることに感謝し精一杯生きていかなければならないと思った。

今の私たち若い世代は「きくさん」のような方からの話を聞き、正しいこと、悪いことを正しく判断しなければならない。
そして、世界の情報を知ることができるインターネットや本で見たり聞いたりしたことも含め、
次の世代に伝えていくべきである。
(男子)

この修学旅行を通して、戦争の恐ろしさ、戦争によってかわってしまう人の性格、
日本兵が自分が思っていたよりも最悪な人たちだったと知って正直がっかりしました。

今の日本が戦争をしないと言っているけれど、ガマのガイドさんの「前触れがなくて戦争はない」という言葉に
「確かに!」と同感でした。

68年前だって、領土問題で戦争になったと聞いた時、今の日本だって尖閣諸島などのことで近隣国ともめている状況なので、
戦争をしないとは言い切れないと感じました。もっと深く沖縄や戦争のことを知りたいと思いました。
(女子)

出かける前は赤い屋根でシーサーがあって三線が聴こえるイメージでした。
実際に行ってみると、米軍基地ばかりで、日本のようで日本でないような感じがしました。

1、2日目は戦争体験者の証言を聞いたり、1学期に訪れた丸木美術館にもあった戦争の絵を見たり、
ガマに入って暗闇体験をしたり・・・戦争の事に関しては二度と起きてほしくないと改めて感じました。

一方で、米軍基地がなくなるのは無理だと、基地反対をしている人や座り込みをしている人の話を聞いて思いました。
今話題の自衛隊の問題を考えると米軍基地がなくなると、
そのかわりに戦争になっていってしまうことだってあり得ると思うのです。

青空になった3、4日目には海に入り、夏にまた来たいなと思いました。
また行く機会があったら、その時も戦争のことを忘れずに行ってきたいです。
(男子)

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