04-2934-5292

MENU

LEARNINGお知らせ

ニュース

2013.03.06学校行事

第26回 卒業証書授与式が行われました。3月2日(土)

第26回 卒業証書授与式第26回 卒業証書授与式

早春のお天気は気まぐれものです。前日(1日)の“春一番”がまるでウソのように、
北風舞う2日(土)朝、春告鳥(ハルツゲドリ)としても知られる鴬のさえずりが、
小波立つ校内の池の水面に冴えわたるなか、大講堂で「第26回 卒業証書授与式」が行われました。

来賓の方々や保護者の皆様、そして教職員の祝福の眼差しが凛とした姿の卒業生たちに注がれます。
厳粛で暖かな空気が会場を包み、ゆったりと流れ行く2時間余の卒業式。
校歌をフィナーレに紙吹雪が舞うなか、抑えきれない感動と惜別の想いを胸に、
325名の26期生が未知の可能性を秘めた未来へと巣立って行きました。

東野の源泉が滾々(こんこん)と盈(み)ち、それぞれの水路を経て四海(世界)へと進みゆく。

その若者たちの未来に“幸多かれ”と祈念するばかりです。

卒業証書授与卒業証書授与優等賞授与優等賞授与学園特別賞授与学園特別賞授与

※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

門出に贈る言葉

門出に贈る言葉 - 第3学年主任 大森久美子門出に贈る言葉を語る第3学年主任の大森久美子先生第二十六期生の皆さん。ご卒業おめでとうございます。ならびに、ご参列の保護者の皆様にも心よりお祝いを申し上げます。

今、卒業生の皆さんは、この三年間の高校生活を振り返り、さまざまな思い出がよみがえっていることでしょう。初めて校外で共に過ごした、北海道スキー実習。平和学習を積み重ね、見聞を広げた沖縄修学旅行。その他にも体育祭や文化祭などの学校行事、部活動など、勉学やスポーツに励み、数多くの体験や出会いがあり、たくさんの友人を得ることができたのではないでしょうか。これは、皆さんの何ものにも代えがたい貴重な財産であり、今後の人生に自信と勇気を与え、苦難を乗り越える大きな力となるものだと思うのです。

全文を読む…

ところで皆さんは三年前、入間市民会館で行われた入学式で歓迎の言葉として私がお話しした内容を覚えているでしょうか。

『高校生活を音楽の世界に例え、皆さん一人ひとりが、楽器と同じように個性や特徴のあるオーケストラ団員であること。そして、異なるお互いの音をよく聞きあい、息を合わせ、努力し合うことで、素敵な調和が生まれ、人を感動させる音楽をつむぎ出すことができる。高校生活も同じように、クラスメイトを思いやり、和を大切にし、一人ひとりを尊重することで充実した三年間が送れるようになる。また、学年通信のタイトルにもなった「アンダンテ」という音楽用語。「ゆっくりと歩く速さで」という意味ですが、ゆっくりでも確実に前を向いて歩き、心も学力も共に成長してもらいたいと願っている。』

そのように、お話しをしました。今、一人ひとりの表情を見ていると、確実に成長が見られ、仲間や、お互いのことを思いやれる人となれたのではないかと実感しています。
そして、一年生は第一楽章、二年生は第二楽章、三年生は第三楽章…と、三年間かけて共に作り上げてきた、この東野交響曲第二十六番は、今日、この卒業式という晴れの舞台で第三楽章のフィナーレを迎え、立派に完成しました。この大曲は、今後皆さんの人生の中で幾度か思い起こされ、時には鼻歌のように口ずさみ、勇気や元気を与えてくれるものとなり、いつかきっと皆さんの道標(みちしるべ)となってくれることでしょう。私は、この名曲を誇りに思うと同時に、決して忘れることはありません。今度はそれぞれ新たな場所で、新しい作品を作り続けていって下さい。皆さんの活躍を期待しています。

そして、もし、この先の人生に迷ったり、悩んだりした時はいつでも顔を見せに来て下さい。一段と大きく成長した皆さんと再び会えることを、心から楽しみにしています。本当におめでとう。

保護者の皆様。本日はお子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。
この三年間の高校生活では、お子様と一緒に悩み、考え、厳しく辛いことを乗り越えてこられたのではないかと思います。また、それ以上に喜びや感動も数多くあったのではないでしょうか。私たちも、お子様とともに成長し、歩めたことを心より嬉しく思っております。

最後になりましたが、保護者の皆様の本校へのご理解とご協力を心から感謝し、私たち三年学年会の門出に贈る言葉とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。

第三学年主任 大森久美子

学校長式辞学校長式辞理事長挨拶理事長挨拶送辞(在校生代表: 飯塚和輝)送辞(在校生代表: 飯塚和輝)

入間市長のご祝辞入間市長のご祝辞入間市教育長のご祝辞入間市教育長のご祝辞

※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。

答辞

答辞(卒業生代表: 廣瀬聖夏)答辞を述べる卒業生代表の廣瀬聖夏さん今から三年前、私たちは希望と不安、両方の気持ちを抱えながら、入学式を迎えました。あれからいつの間にか時は経ち、今日、卒業という日が訪れています。この日が無事に迎えられたことを嬉しく思う反面、淋しくもあります。そして、できることならこのまま変わらない日々を過ごしていたいと思ってしまいます。こう思うのはなぜでしょうか。答えははっきりしています。東野高校での生活がとても充実していたからです。ここでできた友達との別れが悲しいからです。

この三年間の学校生活で、私たちは一生懸命に向き合っていくということの大切さを学びました。それは、勉強や文化祭、体育祭、部活と人によって様々ですが、その中で私たちは自分のエネルギーを一つ一つの活動に表現してきました。

私は生徒会活動から多くのことを学びました。この東野高校をより良くしていきたいという思いから生徒会長として問題に取り組んできました。物事が思い通りに進まないこともありましたが、その中で試行錯誤を繰り返し、生徒会を通して、思ったことを実行に移していくことの大変さや成長を感じた時の喜びを学びました。生徒会初心者だった私でも、このように仕事をやり切ることができたのは、あの時支えてくれた友達や後輩のおかげだと思います。そして今、後輩の皆さんが生徒会を引っ張り、東野高校をより良くしていきたいという思いを受け継いでくれています。今年は人工芝の総合グラウンドで生徒全員が参加して生徒総会を開くことができました。これからも生徒会が益々活発になって、生徒の皆さんが笑顔になれるような学校づくりを目指していってほしいと思います。

全文を読む…

また、私たちの高校生活の中で大きな存在となっていったのはやはり友達だと思います。家で過ごす時間よりも部活やクラスで過ごすことの方が多かった中で、友達と互いに切磋琢磨するライバルのような存在になり、そして時にはとりとめのない話をして笑ったりしました。楽しいことがあったとき、つらいとき、悔しいとき。いつもそばにいたのは、友達で、その友達のおかげで、今まで多くのことを乗り越えていくことができました。三年生になって「受験」という大きな壁が、私たちに立ちはだかった時、最後の一秒まであきらめず、解答用紙に向き合えたのも勉強を一緒に頑張ってきた友達がいたからだと思います。テストの点数を見せ合ったこと、文化祭で一緒にのぼりの色ぬりをしたこと、部活で悔し涙を流したこと、なにげない一つ一つの出来事が、かけがえのない思い出です。

入学してから今日まで、本当に色々なことがありました。途中で何もかも投げ出しそうになったこともありましたが、私が最後まで笑顔でいられたのは、ここにいる仲間はもちろん、いままで温かく見守ってくださった先生方や両親の支えがあったからだと思います。本当にありがとうございました。

今、ここに立って私は「卒業」を実感しています。それでも、もっと友達や後輩、先生方と他愛のない話で笑っていたいです。しかし今日、その思いを胸の奥にしまい、私たちは新たな道へ進まなくてはなりません。もしも、この先、人生という道のりで迷ったら、進む先が分からなくなったら、また、もと来た道を戻ればいい。きっと東野高校が私たちの道しるべになってくれるでしょう。ここで学んだことをこれからの進路に生かし、希望を胸に前を向いて歩いていきます。
三年間ありがとうございました。

第26回 卒業生代表 廣瀬聖夏

校歌斉唱校歌斉唱紙吹雪の舞うなか退場する卒業生たち紙吹雪の舞うなか退場する卒業生たち

紙吹雪の中の卒業生たち紙吹雪の中の卒業生たち式を終えた卒業生たち式を終えた卒業生たち式を終えた卒業生たち式を終えた卒業生たち

※写真をクリックすると大きな写真が表示されます。