2013.04.12学校行事
入学許可の呼名を待つ生徒たち咲き誇っていた学園の桜花をすっかり地に還してしまった春の嵐の名残りのなか、
快晴に恵まれた4月8日(月)、大講堂において平成25年度入学式を挙行しました。
多くの来賓と会場を埋め尽くした保護者などの見守るなか、本校第29期生313名の新入生を迎え10時開式、10クラスの各担任による呼名を受け直立不動の新入生を前に学校長が「入学許可」を宣言しました。
学校長式辞次いで学校長は式辞のなかで主に次の三点を中心に訓示しました—
「急速に国際化が進む社会の動きに無関心ではいられない。社会の動向に対し敏感な感性を身につけた高校生になって欲しい」「高校教育を受ける目的の1つに、未だ埋もれたままの見えない個性や特性、つまり自分の得意分野が何かを発見するという重要な役割がある」「良き友人をつくること。昔から日本人は<縁>という言葉を大切にしてきた。こうした祖先の知恵に君たちも学び過ごして欲しい」
そして、学校長は「二度とない高校生活を有意義に過ごして欲しい」と締めくくった。
理事長挨拶引き続き学園理事長が挨拶のなかで次のように述べました(要旨)—
「高校生活は未知の世界。不安もあろうが楽しみでもある。Look at me(話し手に注目する)/ Listen to me carefully(耳を傾け、話しをしっかり聴く)― ここから学びが始まる。さらにLook up. Look forward(顔を上げ、前を向く)― 元気を出して、外の世界に目を注ぐことだ」「高校時代は<良き市民>になるための修業の時代。心を磨き頭を鍛える3年間だ。学校生活の楽しさとは何かー知るを楽しむ。課題を克服し目的を達成する喜び、互いに競い合い励まし合える生涯の友と出逢う楽しみ、自分の成長を実感し自分に期待できる、そのような日々を過ごす楽しみだ」「学校生活の中心は授業での勉強にある。勉強の根っ子は苦いがその果実は甘い。学校はいろんな活動を可能にする場でもある。青春の輝きを実感できるまたとない機会だ。学校は集団生活の場だ。多様で異質な個性がぶつかるなかで、望ましい人間関係を創るための知恵が必要だ。集団社会にはルールがある。決まりを守り、モラルと品位を身につけ、他者の痛みがわかる人になって欲しい。未来社会はもはや君たち若者の手の中に委ねられていることを自覚すべきだ」
また当日10数名の来賓にお越しいただき、祝辞を頂戴いたしました。
さらに1学年の主任より歓迎の言葉があり、最後に新入生を代表して松島苑香さん(飯能市立原市場中学出身)が
宣誓(詳細はこちら)をおこない11時20分閉式になりました。
式終了後、中央広場でクラス別記念写真の撮影、その後HRを経て下校、一日が終わりました。
新入生代表の宣誓先の東日本大震災では多くの命が奪われ、現在も復興の進まない状況を伝え聞くと心が痛みます。こうした中、例年よりも早い春の訪れを感じさせるこの良き日に、盈進学園東野高等学校で入学式を迎えられたことは私達にとって大変喜ばしい限りです。同時に、新入生にとってこの春は、大きな一歩を踏み出すときです。新たなステージでの生活に多くの期待・不安を抱きながら、自身の言葉や行動に責任を持たなくてはなりません。
さて、私はこの東野高校で頑張りたいことが三つあります。一つ目は勉学で、特に英語に力を入れたいです。それは外国の方と話をしたり、英語の本を読んだりして、コミュニケーションの範囲を広げたいからです。
二つ目は部活動です。今は運動部か文化部かで悩んでいますが、これまで体験したことのない部活動に挑戦していきたいと考えています。
三つ目は行事です。海外への修学旅行はとても魅力的で、今から楽しみにしています。そこでは現地での交流や英会話を通じて、日本にはない文化に触れていきたいです。そして、仲間と一緒に喜びを共有したいです。
私は以前から自然が好きです。心が癒され、前向きな気持ちになれるのです。東野高校には多くの自然があり、また、最新の設備が整っている環境の中で勉強や部活動、行事ができることを心から嬉しく思います。
私たちの高校生活は今日からスタートします。この東野高校に入学できたことに感謝しながら、高校生としての本分と責任を果たすために日々努力していくことを決意し、ここに誓いの言葉とさせていただきます。
平成25年4月8日 新入生代表 松島苑香