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2014.08.04学校行事

第8回 オーストラリア研修 ― 前半のレポートが届きました。

7月28日に出国し、29日にGold Coastに無事到着した第8回オーストラリア研修団は、
翌30日よりByron Bay Language Schoolでの英会話レッスンをスタートしました。

ホームステイを軸に小学校への訪問や現地の伝統文化体験など、多彩なプログラムに取り組み
前半の研修を終了。St. Andrews Lutheran Collegeに移動しました。

団長の鞠子和也教諭より次のような研修前半のレポートが届きました。

オーストラリア到着後、カランビン動物公園を見学する東野生オーストラリア到着後、カランビン動物公園を見学する東野生

3日目 ― Byron Bayでの研修が始まりました。

今日は9時から授業が始まります。
この時刻に合わせて、それぞれのホームステイ先から生徒たちがLanguage Schoolへやってきました。
全員がすっきりとした表情をしていたので話を聞くと、どの家庭でも暖かく迎えられリラックスできたようです。
長距離移動の疲れを考慮して、すぐに寝かせてもらった生徒もいれば、小さい子供とゲームをしたり
持参したお土産でコミュニケーションがうまくできたりと、それぞれが疲れが癒せたようでした。

授業がスタート。アンドレア先生から名前を覚えるためにニックネームを考えようという提案がありました。
全てが英語のため、完全には理解できない点もありましたが、覚えやすい単語などを調べながら全員で授業に参加していました。
積極的に発言をする様子も見られ、日本で受けている授業とは違う一面が見られました。

1つの授業が1時間半という不慣れな状況ではありましたが、
生徒達は今まで学んできた力を一生懸命発揮するために必死に取り組んでいます。

授業が終わると30分の休憩です。
この長い時間を利用して女子生徒が積極的に他のスクール生に声を掛けに行きました。
緊張している様子でしたが、この貴重な体験を有意義に過ごしている姿がとても印象的でした。

午後からはオーストラリアの伝統であるアボリジニ体験です。
近くの公園に行き、顔にペイントをしたり、伝統的なダンスを踊ったりと
昔ながらの風習に照れながらも楽しい体験となったようです。

そのあと、学校に戻り絵画体験を行ない、それぞれの個性を生かした絵を作成しました。
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、もうホームステイ先の家族が迎えにくる時間です。

少しずつではありますが、生徒たちは英語を使うことに対しての恥ずかしさが無くなり
「間違っていても頑張って会話をしよう」という様子へと変化してきています。
各生徒が初日に何もできなかったという反省が今日の行動に結びついた一日となりました。

4日目 ― 市場での価格調査などの課題をこなし、サーフィンの実習を受ける

本日も9時からの授業です。
普段の学校への登校よりも少し遅いため、眠たい目をしている生徒はいませんでした。

今日の授業は毎週木曜日に催されている市場へ行くことになりました。
内容はフルーツや乳製品の値段を調べてくることや、日本では売っていない珍しい食品を写真で撮影してくるという課題です。
45分という短い時間でしたが、ハンバーガーやアイスを食べながら、お店の人と会話をして課題に取り組んでいました。

学校に戻り、アンドレア先生の授業では課題ができているかの確認や、
これからの日常生活で使う英会話のレッスンを受けました。
非常にゆっくりと丁寧に説明してくれることから、生徒達もホームステイ先で話せるようにと努力をしていました。

午後からは近くのビーチでサーフィンの実習です。まずはウェットスーツを着てビーチに向かいます。
生徒達の表情も今まで以上に明るくなり、楽しみにしていた様子が伺えます。

海に入る前にレクチャーを受けましたが、コーチのグレッグさんはとても親切で明るい方でした。
英語が中心ですが、時折日本語も交えて解説してくれたり、返事が小さい時にはもう一度大きな声を出させるなど
生徒達からも笑いが溢れるレクチャーでした。準備体操も終わり、いざ海へと向かいます。

今日の波は小さめという話でしたが、日本と比べるとあまり小さい波だとは感じないくらいの勢いです。
しかし、コーチの方々がしっかりと安全を確認しながらサーフィンをすることができました。
ほとんどの生徒が上手く波に乗ることは出来ませんでしたが、何度もチャレンジしている姿は印象的でした。
約2時間の内容でしたが、とても楽しむことができ、うまく喋れないことによるストレスも解消されたようです。

学校へ到着するとさすがに疲れた様子でしたが、ホームステイ先の人が迎えに来ると笑顔で学校を後にしていきました。

5日目 ― ByronBay最終日。小学校を訪問し、日本の伝統的な遊びをレクチャー

本日の予定は午前中に通常授業、午後は小学校(ByronBay Primary School)へ出向き
日本の文化を小学生に伝えるプログラムとなっています。

1時間目はオーストラリアではスペルが長い単語を省略するという風習があることを聞き、その言葉をノートに書き写しました。
次は体の部位についての単語をクロスワードパズルに埋めていくという作業です。
普段使う単語は出てきますが、あまり使わない単語は書けずに苦労している生徒もいました。
なかなか書けないので、実際に人型の模造紙を作成して、それぞれの部位に単語を書き写していく作業を行ないます。
日本では単語の意味を覚えることしか取り組まなかった生徒達も、等身大の模型を見ることで覚えやすいと話していました。

2時間目は午後の小学校訪問に向けて準備を行ないます。
書道・おはじき・折り紙・福笑い・紙芝居の5つのグループに分かれ、英語でどのように伝えていくかを学びました。
日本語ではうまく伝えられることも、英語ではどのように表現すれば良いかが解らなかった生徒達がほとんどでした。
しかし、アンドレア先生のフォローもあり何とか準備をすることができました。

昼食を済ませ、スクールから歩いて3分ほどの所にある小学校へ訪問しました。
小学生達は気さくに挨拶をしてくるので、生徒達も笑顔で言葉を交わしています。

東野生たちは小学校低学年の教室に案内されました。
チャイムが鳴り、教室で授業が始まる時間となりましたが、生徒達は初めての授業ということもあり緊張しているようです。

小学校訪問現地の小学校で日本の伝統的な遊びをレクチャーする東野生

午前中に練習した英語を使いながら説明しますが、やはり言葉はマニュアル通りにはならずに慌てる場面も。
それでも何とか身振り手振りで伝え、お互いが遊び始めるようになりました。
どのグループも楽しく且つ真剣な様子でしたが、中でも折り紙と福笑いは非常に人気がありました。
東野生達もうまくできたことに満足をして小学校を後にしました。

今日はByronBayでのホストファミリーと最後の夜ということで、学校でBBQを行ないました。
4日間という短い時間ではありましたが、それぞれが別れを惜しんでいます。
一人一人に卒業証書が手渡され、最後に長沼君がスピーチをしました。
明るく迎えてくれたことや、先生方に迷惑をかけたこと、自分が感じた思いを伝え、楽しい時間は終わりを迎えました。

Byron Bay Language Schoolで記念写真Byron Bay Language Schoolで記念写真