2015.08.01学校行事
研修2日目の朝、8時20分過ぎに語学学校の前で生徒を待ちます。最初に来た吉田君は開口一番「寒い」。それもそのはず、こちらの気候は日本と正反対の真冬。日中は半袖でいることができても、朝夕は10度を切ることもあるそうです。
次々登校してくる東野高校の生徒たちは「寒い」を連発、ひざ下までのハーフパンツの生徒もいます。
こちらの人は服装はさまざま。半袖、半ズボン、はだしの人もいれば真冬の装いの人もいます。それぞれのお国柄を反映しているのでしょうか。
9時からレッスン開始。担当はジム先生。日本にも行ったことがあるそうで、大阪弁や関西言葉を知っていました。
レッスンは午前中90分が2コマ、午後はアクティビティ。
1時間目はオーストラリアの先住民アボリジニの歴史や、今回ホームステイ先で会話ができるような内容でした。わかりやすい授業で必死にメモを取っている姿が見られました。
生徒たちの話からはホストファミリーがよく面倒を見てくれているようすがうかがえます。生徒たちもホームステイ先で何とか会話をしようとして電子辞書やスマホの翻訳アプリを使い努力しているようでした。ジム先生も身振り手振りで大変ていねいに教えてくれており、なんとかして会話力をつけさせようという気持ちが感じられる授業でした。
午後はアボリジニ文化体験です。東野高校の生徒たち以外にラオスから来た女子生徒2名、チェコから来た女子生徒1名が加わり、近くの公園で担当のポー先生からオーストラリアに自生しているさまざまな植物の効用について説明を受けました。食べられる植物、薬用植物、狩りに使った道具、身近な植物を使って鞄を創るなど、4万年~6万年前にオーストラリア大陸に渡ってきた先住民の知恵を学びました。
最後はアボリジニアート作成。福田君と土屋君は大変見事な作品を作ってほめられていました。
授業終了後、ホストファミリーに連れられて帰宅する生徒の後ろ姿が少し頼もしく感じられるようになってきました。