2016.08.09学校行事
オーストラリアでの語学研修もいよいよ大詰め。最終日も家庭科の授業、クライミング体験と盛りだくさんのプログラム。そしてお世話になったホストファミリーとのお別れ、フェアウェルパーティー。
引率の鴨川耕太教諭のレポートから。
最終日はあいにくの雨模様。とはいえ、「あいにくの」と思っているのは日本人だけのようで、オーストラリアの人たちは「冬には珍しいね」。オーストラリアの冬に日中雨が降るという珍しい体験ができてよかったのだが、乗馬の予定が室内でのrock-climbing(ロック・クライミング)になった。
一時間目は家庭科の時間で、キッシュ、ホットケーキ、アプリコットボールを作った。包丁使いのあぶない生徒も見受けられたが、交流校セント・アンドリュース校の先生方の協力もあり、無事にすべての料理が完成した。キッシュ、ホットケーキは東野の生徒に好評だったのに対して、アプリコットボールは不評だった。あんずの砂糖漬け、練乳、ココナッツの粉という材料が日本の生徒には強烈すぎたようだ。
rock-climbingの時間は、楽しみにしていた乗馬からの急な変更で不満も出るかと思ったが、全員が楽しんでいた。インストラクターの説明も含めて二時間ほどだったが、終了時間まで夢中で壁に向かって登る姿が至るところで見られ、あっという間に時間が過ぎた。
学校に戻るとフェアウェルパーティーの準備が整っていた。ホストファミリーを交えてのお別れ会が始まった。
多くの家庭から生徒のようすを聞くことができ、東野生をほめてくださる方もたくさんいて、感謝の気持ちでいっぱいになった。
パーティーの最後には両校の生徒代表によるスピーチ、東野生の歌の発表。スピーチでは、英語は苦手だが、なんとか感謝の気持ちを伝えたいという思いが伝わってきて、こちらが感動してしまった。
帰り際にとあるホストマザーが話の中で「He is a very good guy. I’m happy to have him in my family(彼はとても良い青年だ。彼を受け入れられて嬉しい)」と言ってもらえた時は、わがことのように嬉しかった。
パーティー終了後はセント・アンドリュース校のレベッカ先生との反省会。良い点と改善点、多くの意見が出て非常に有意義な時間となった。日本に持ち帰り、来年以降の研修がより良いものなるよう、生かしたい。