2017.12.08お知らせ
ベストセラー「女性の品格」の筆者で昭和女子大学理事長・総長の坂東眞理子先生の講演会が8日、本校大講堂で開かれました。
1年生全員、2年生女子と希望する生徒、また保護者や地域の方が聴講しました。
講演のテーマは「大人になる前に身につけておいてほしいこと こんな人になってほしい」。
坂東先生は「これからみなさんは、今はない職業、仕事につくことになります。そのために必要な勉強はなんでしょうか。知識を身に付けるだけではなく、新しいことに出会った時、おもしろい、マスターしようと思う知的好奇心を持つことが大切で、勉強することが楽しいという習慣を持ってください。それによって人生が刺激に満ちた楽しいものになります」と呼びかけました。
そして「無理しなくていい、ほどほどでいい、こういう考え方が広がっていますが、もったいない。やれないと思ったことができると自信がつきます。ひとつの分野でトップになるのは難しい。そこそこできるものがいくつかあり、それが組み合わさることで社会で通用する強い力になります。努力していろいろなものを自分に付け加えた方がいいでしょう。基礎がないのに個性や創造力発揮するのはちょっと無理です。高校生のうちは今やらなければならないことをまずやってください」とアドバイスしました。
また、「他人と比較してよかった、ではなく、自分の昔と比較して進歩しているととらえることが自分を高めることになります。やればできるという経験を積み重ねていってください。いま男性は25%が生涯未婚です。これからは男性も自分で買い物をして食事をつくり、後片付けもする。女性も必要なスキルを身につけて経済的に自立する。そしてお互いに助け合っていく、それをあたりまえと考えてほしい」と話しました。
講演会終了後は、本校の女性教員や生徒会役員の女子生徒代表との懇談もありました。