2015.12.21お知らせ
世界の山岳史に大きな足跡を残した登山家、加藤保男の関連資料や図書を揃えた「加藤保男文庫」が本校図書館内に開設されました。
大宮市(現さいたま市)に生まれた加藤保男は世界初の南北両ルートからのエベレスト登頂などを果たした登山家です。1982年、33歳でエベレスト冬季単独登頂に成功後、消息を絶ちました。
加藤保男の記録を伝えようと関連資料や図書を集めていた加藤の友人で、本校とも縁のあった佐藤精一氏から昨年、資料や図書が本校に寄贈されました。
今年は盈進学園創立90周年・東野高等学校開校30周年でもあり、その記念行事のひとつとして、文庫の開設に先立って「加藤保男文庫開設記念企画 登山家加藤保男文庫特別展」(入間市・入間市教育委員会後援)を本校内食堂棟2階特設会場で11月に開催。学外から約600人が観覧しました。
特別展を終え、図書館内での常設展示を準備してきましたが12月21日、佐藤氏と佐藤氏からの寄贈を仲介した本校の星敏夫理事長代理から文庫のプレートが寄贈され、文庫の正式な開設となりました。
文庫の図書は、図書館を利用する本校生徒が自由に手にとって読めるよう整理されており、書庫に納められている多くの関連図書と随時入れ替えをしていきます。また、学校公開などの機会を利用して、一般の方にも見ていただくことも計画しています。
開設された文庫のプレートを手にする佐藤精一氏(左から2人目)、星理事長代理(右)。左は中川進学園理事長