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2023.01.10学校行事

3学期始業式がありましたーー10日

2022年度3学期の始業式が10日、行われました。新型コロナウイルス感染症の感染がまた広がりつつあるため、校内一斉放送での式としました。

北村陽子校長 あいさつ

2023年 あけましておめでとうございます。

さて、君たちはどんな年末年始を過ごしたでしょうか。コロナ禍での生活も3年が過ぎようとしています。物事は3年を一括りで決着すること、決着したとされることが多いようです。だとしたならば、コロナ感染症に関してもそろそろ決着したとしたいところでしょうか。そのような中で久しぶりの行動制限のない新年を迎えました。しかし、現状コロナ感染者数はむしろ増加しています。それでもどこか他人事のような感覚さえ持ちがちです。ここは再び気を引き締めて、感染には最大の注意を払いながら短い3学期の日々を充実させましょう。

そこで君たちにひとつ提案があります。それは「物事を想定内に収める」「想定内に収められるようにする」ということ、先を見通す眼を養ってほしいと言うことです。

新しい年が始まると今年1年の目標が話題となりますが、君たちには、まずは3か月後を想定内に収め物事を進めることを提案したいと思います。

なぜ3か月後かですが、3か月後には2023年度が始まるわけです。社会は年度で変化することが多く、特に学校はそこが大きな変化となります。この変化の時をなるべくスムーズに乗り越えていくためには、これからの1月、2月、3月の3か月間を使っての準備が大事になります。

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3年生。昨日は成人の日でした。18歳からが成人となったので3年生のほとんどが成人、大人です。「成人式」は「二十歳の集い」のように名称を変えて祝いの会を催したところも多かったようです。いずれにしても2年後の二十歳も想定内に置きつつ、まずは3か月後を想定しましょう。3か月後には人生の中で最も大きい変化のひとつであろう時を迎えます。その変化を、納得の想定内に収めるために、足りない学習を補い、大人として社会に出る心構えを持つ準備をしましょう。

また、1月14日、15日には共通テストがありますし、一般受験も迫ってきます。4月からの通うであろう大学を想定しながら、最善を尽くしましょう。健闘を祈ります。

3年生は今日が高校最後の始業式です。3年生が東野高校に通う日々は後ほんのわずかです。その日々を今まで以上に大切にしてほしいと思います。

2年生。2年生の3学期は、3年生のゼロ学期と捉え、目標とする進路を明確にするときです。Iクラスの生徒は4か月のカナダ留学から年末には無事帰国しました。感想を聞いてみると、世界を見据え、英語力のさらなる向上に加え、新たな目標が明確になったようです。

そのほかのIクラスの生徒もSクラス生徒もAクラスの生徒もそれぞれの進路を明確に言葉にして発信しましょう。発信したときからその目標が現実のものにさらに近付いていくはずです。「まだ考えてない」「まだ決まってない」などと言って逃げていてはいけません。今どう考えているか発信しましょう。そして、3か月後の新3年生、それから1年後の自分を想定内に置いていきましょう。

1年生。ウインタースポーツ実習が2月に実施されます。それも踏まえて「みんなで楽しむ」という1年生の目標がどういかされたかのまとめをしましょう。そして、東野高校の中心に位置づけられるだろう自分自身を想定内に置きましょう。

ここであえて1年生、2年生に伝えておきたいことは、新2年生、新3年生になるとクラス替えがあります。その変化に上手に適応していくためにもこの3か月を使って、自分を振り返り、自分を見極め、たおやかな強さを身に付け、新しいクラスがどのようなクラス構成であったとしても、それらを想定内として新学年のスタートを切れるように準備をしましょう。
どんな準備が必要かは、各自で考えまたは担任の先生学年の先生など大人にも相談しましょう。そして想定内にある3か月後が君たちのとって楽しみであるようにと期待します。

今後どう生きるかについては、自分のためだけに生きるのではなく、自分以外の人のためにも生きることが大事だと私は伝えてきました。それは変わらずそうであってほしいと願います。しかし、私は新年、自分自身の3か月後を想定内として考えた時、自分のために生きることの方が難しく苦しいこともあると気付きました。

いずれにしても、自分を大切にすることを忘れてはなりません。自分で自分の人生をデザインしていくことが想定内を豊かにもできるでしょう。

どんな時でも、支えはやはり建学の精神です。「知識は第一の宝・品行は最高の美・忍耐は無上の力」。
では、3か月後を想定内に収め3学期も頑張りましょう。

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続いて、クラブ活動での優秀な成績が紹介されました。写真部は県私学文化祭作品展写真部門で斉藤結希さん(2年)が県知事賞を受賞、吹奏楽部は冬季演奏会で金賞に輝きました。それぞれお礼のあいさつをしました。

/斉藤さんの県知事賞受賞作品「シンクロ・サマー」
/同じ写真部門で優秀賞を受賞した門田裕太さん(2年)の「ナツナツナツナツ」

吹奏楽部の演奏会のようすはクラブブログでも紹介しています。こちらをどうぞ