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BLOG校長ブログ

2021.09.15

捜していた生徒発見!

4か月捜していた2人の3年男子生徒が誰であったか判明しました。
なぜ捜していたかそこには、小さな物語があります。
それは、
5月のある日の17:30くらいの小手指駅北口での出来事でした。
私が眼科医院からの帰り道、その男子生徒2人と会いました。
「先生こんにちは」
制服からすると東野の生徒かなと思っているとそう声をかけられました。
「こんにちは」と返しました。
「先生この辺に住んでいるんですか」
「そうね」
「先生、体育祭どうなりますか」
「どうかな」
「やってくださいよ」
「そうだね」
「行事ないと、つまんないっすよ」
「君たちは3年生だよね、修学旅行もなかったしね」
「それは仕方ないけれど、体育祭お願いします」
「出来るように努力と工夫かな」
「そうですよね」
この会話を交わしたのは、時間にしておよそ1分、歩いた距離30メートルくらい。
「私はこっちに行くね」
「俺たちこっちなんで。気を付けて帰ってください」
「ありがとう」
そして、別れました。
いつもなら、『君の名前は?進路はどうするの?』と生徒に聞くのに、聞かなかったことが大変悔やまれました。それに、もちろん彼らはマスクをしてるし、私はコンタクトレンズをしてなかったので、顔は良くわからない。次の日から、私の捜索活動が始まりました。450人の3年生から見つけることは、困難を極めました。どうしても体育祭を実施しないと、彼らに会えないような気がしてきました。このまま、彼らを見つけられなかったら、体育祭の開会式で「5月に小手指駅で私と出会って体育祭について語った3年生の男子生徒は、その時の生徒は僕ですと教えてほしい」と話そうと思っていました。
ところが、体育祭まであと少しとなったある日、学校で「先生、小手指で出会った生徒だよ」と声をかけられました。
何と嬉しかったことか。
あの時、東野生の気持ちを代表して語ってくれたように感じ、ずーっと気になっていました。
さあ、体育祭頑張ろうね。今は、体育祭が無事実施されることを願っています。
そのために新しい形式での体育祭を計画しました。

余談だけれど、『気を付けて帰って』は、私のセリフだとおもうけれどね。

生徒は、成長しています。生徒は、ありがたい存在です。

2人の生徒を紹介します。
向かって左側:3年栗田空輝くん・右側:3年齋藤竜也くん
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