2023.04.25
新作を発表した村上春樹さんのインタビュー記事(4月20日毎日新聞夕刊)から。
現代の社会では、SNS(ネット交流サービス)で飛び交う短い言葉が人を動かし、社会や政治を揺るがす、という記者の問いかけに村上さんは
「そういうのって、やがて消えていくと思うので、そんなに心配はしていません。時間がたてば、本当に実のあるものだけが残る」
「長い時間性の中で何かを語る。何かを与える。それが物語なんですよね。その与えられたものも、すぐには腑分けできず、何日か、何カ月か、何年か考えてやっとわかることがある。ぼくはそういうものの力を信じたい。センテンス一つや二つで説得する社会には興味がないんです」
新聞記事や雑誌記事などで心に残った、印象的な言葉などを切り抜いて保存しています。アナログの「スクラップブック」です。