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BLOG校長ブログ

2023.05.29

「英検週間」にちなんで

英検週間が29日、スタートしました。6月3日の英語検定受検日を前に、午後はいつもの授業でなく、検定の準備にあてます。またクラスごとの勉強でなく、受検級ごとの教室にわかれます。

キックオフというわけではありませんが、お昼休みには校内放送で、いま世界には英語を話す人が15億人くらいるということを紹介して、英語を勉強する意味や一つの目標に向かって全力で準備することが貴重な経験になることなどを話させていただきました。

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英検週間スタートにあたって生徒たちにどんな話をしようかとあれこれ書棚を探っていて、そこから何冊か。

そのものすばり「高校生のための英語学習ガイドブック」(佐藤誠司著、岩波ジュニア新書)。手元にある版は2012年発行、通販サイトで検索すると新刊はちょっと手に入りにくそうですが、なぜ英語を勉強するのかというところから始まって、英文法、英作文、リーディング、リスニング、スピーキングと分野ごとの学習方法が具体的に書かれ、また「単語を覚えるためのノウハウ」といった項目もあります。

「英語達人列伝 あっぱれ、日本人の英語」(斎藤兆史著、中公新書)。
近代の英語の達人と言われる日本人10人をとりあげ、その生涯を追い、どのように英語を習得したかを紹介しています。現代のように豊富な教材があるわけではなく、当たり前ながら、海外に滞在した経験がある人がほとんどなのですが、英語辞書を編纂し文法書などを残した斎藤秀三郎は一度も海外に出ることがなかったと知って驚きました。
「しゃべったままが立派な文章になるのは、語学自慢の霞が関でも斎藤博一人」といわれたという外交官の斎藤博、東京外国語大教授、学長を務め優れた辞書を作った岩崎民平など知らなかった人もいて参考になりました。