2023.06.14
大学で教員免許取得を目指す本校卒業生3名が教育実習生として母校に戻ってきています。3週間にわたる実習の仕上げてとして13日、14日と研究授業を行いました。
指導担当の先生だけでなく同じ教科の先生たちが授業を見守るなか、緊張しながらも3人ともに生徒とよくコミュニケーションをとっていました。
1年生の保健の授業は「がんの治療と回復」。「がん」にかかってしまった時どのような治療を選択するのか、その際に重要になること、さらには「がん」になっても社会生活を送っていくのがあたり前の時代を迎えようとしているといったことを、生徒に考えさせていました。
2年の地学は「地震の分布・地震災害」がテーマ。地震でどのような被害が起きるかを生徒一人ひとりに発表してもらい、特に被害が大きくなる心配のある津波、液状化現象、長周期地震動について、その特徴や予防・対策をみなで考えていました。
2年数学Bは「数学的帰納法」。設問の解き方・証明をていねいに説明し、生徒も熱心にプリントに書き写していました。
本校は条件を設けて校内でのスマートフォンの使用を認めています。授業でも「調べもの」などに活用しています。実習生もすぐに取り入れていました。
普通教室、セミナー室などにはプロジェクター型電子黒板を配備しており、これを有効に使っていました。地学の授業では津波や長周期地震動についての説明動画も投影されていました。
実習は今週いっぱいで終わります。実習生はみな教員になりたいという強い希望をもっているとのこと。母校での実習の成果を大学の今後の勉強に生かしてもらえると嬉しいですね。