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BLOG校長ブログ

2023.07.22

学級通信 彩々--1学期を終えて

20日に1学期終業式があり今日21日から夏休みに入りました。終業式ではこの長い休みはきちんと計画をたて有意義に使って欲しいと話しました。早速合宿に向かう部活動もあり24日からは夏期講習も始まります。
この区切りにあたって各学年、各クラスから生徒、保護者のみなさんあての「通信」が発行されています。内容についてはもちろん教員一人ひとりが工夫して書いているのですが、そのタイトルにも教員の願い、希望が込められています。他クラスの通信を見ていただくのは難しいですが、タイトルだけでも「思い」は伝わると考えますので、いくつかご紹介します。

シンプルに

まずシンプルに「〇〇クラス通信」「学級通信」というタイトルのものがあります。もちろん見出し、本文の「自分を、鍛える夏」(1-A6)「高校最後の夏、君たちはどう過ごすか」(3学年)に教員のメッセージが込められています。

「2回目を頑張ることができなければ、、、」という見出しが目を引きました(1-S2)。担任自身が恩師から言われた「一つのことを3回やる時には2回目でベストを出すべきだ」ということばを引き、3学期頑張ればいいではなく、2学期こそ一番頑張ろう、と呼びかけています。なるほど。

「漢字熟語」

「漢字熟語」では「凡事徹底」(2-A8)「一期一会」(1-S1)「克己復礼」(1-A8)「獅子奮迅」(3-A2)「日々進化」(3-A6)「日々是好日」(3-S2、3-A3)などは、学級目標をタイトルにしていたり、担任の願いをストレートに反映しています。

「後生可畏」(3-S1)、これは難しい。辞書ひいてしまいました。「こうせいかい」と読み、若い人はまだまだ可能性を秘めているので敬うべきだという意味だそうです。3年のクラスにふさわしいし、漢語の学習にもなりましたね。

「邂逅」(2-A1)、「かいこう」はクラスでの初めての出会いを大切にしたいと考えてタイトルにつけたそうです。「東雲」(1-A3)、「しののめ」は夜明け前、東の空がわずかに明るくなるころ、「入学してきた皆さんにぴったり」とのこと。

漢語ではありませんが「凛と咲く花のように」(2-A5)、雨や強い風にも負けずに咲き続けてる花になってほしい、同時に「私(担任)自身も凛とした担任を目指したい」。

花では「さくら咲くまで」(3-A4)、来年春の進路決定が楽しみです。

英語・外国語

そして外国語のタイトルです。

「Departures」(2-I1)は「出発、出国、旅立ち」、「Wings」(3-A5)「SPECIAL」(2-S1)、「Assist」(2-A7)、「Future」(進路指導部通信)などは、それぞれのクラス生徒の状況をふまえて、「向かっていく、はばたいて欲しい」という教員の願いが感じられます。

「Butterfly Effect 蝶の小さな羽ばたきが、時に大きな嵐となる」(3-A7)、これも思わず調べてしまいました。小さな変化が別の場所で大きな影響を持つ現象をさすそうです。進路実現を目指す3年生へのメッセージ、エールですね。

「Animato」(1-A7)「アニマート」、イタリア語で音楽を表現する時に使われることば「元気に、生き生きと」、「Gran Alegria」(2-A2)はスペイン語で「大歓声」、「静かで落ち着いた日常もあれば大歓声にわくときもある、そんな1年にしましょう」と呼びかけました。

最後にこれ。
「Where there is a will、there is a way」(1-A1)、「意志あるところに、道は開ける」。アメリカ大統領、リンカーンのことばだそうです。クラス通信にとどまらず、生徒みなさんに贈りたいことばですね。

1学期終了、夏休みを前に発行された学級通信の数々(一部です)