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BLOG校長ブログ

全ての記事

  • 2023.05.08

    学校公開実施中です――保護者対象です

    保護者のみなさまに、授業のようすを見ていただく学校公開が本日8日から行われています。10日までの3日間です。

    3日間とも9時~16時の間、どの授業をみていただいてもかまいせん。来校用のスクールバスダイヤなど、詳細はこちらをどうぞ

    一般の方の本校施設見学について―――6月に地域公開があります

    保護者に限らず一般の方に本校キャンパスを開放し、校内散策等をしていただく「地域公開」は6月4日(日)に予定しています。詳細については改めて学校ホームページでご案内します。

    受験生とその保護者のみなさんの授業見学について

    来春の本校入学試験受験を考えていらっしゃる中学生、その保護者のみなさまについては、オープンキャンパスや授業体験会などの催しを予定していますので、ご来校ください。催事も決まり次第、学校ホームページでご案内します。

  • 2023.05.06

    「江戸の宇宙論」

    江戸時代の人たちが宇宙をどのように考えていたのかというのも興味深い分野ではありますが、ここでは、江戸時代に、コペルニクスの地動説やケプラーの法則、ニュートン力学が日本にどのように伝えられ広まっていったのかがテーマです。江戸時代の洋学、近代科学の受容となると「解体新書」(1774年)が思い浮かびますが、『江戸の宇宙論』(池内了、集英社新書)を読むと、ほぼ同じ時期に思いがけない人たちが関わっていました。

    長崎通詞(通訳)の本木良永(1735~1794)はコペルニクスの地動説を日本において最初に明確に紹介した人物で、イギリス人の著作を翻訳。「太陽が中心にあってその周囲を回転する地球という描像の下で私たちの世界を太陽系宇宙として客観視する視点に到達した」と評価します。

    この写本を読んで地動説に魅せられたのが天才絵師、司馬江漢(1747~1818)、自らの著書で啓蒙活動を行ったことで、地動説、宇宙論を受け入れる人たちが少しずつ増えていったそう。

    同じころ、やはり長崎通詞だった志筑忠雄(1760~1806)は西洋の天文学・物理学入門の文献を翻訳。ケプラーの法則やニュートンの運動の三法則と万有引力の法則を数学的に理解した上で「引力、求心力、遠心力、重力、分子など多くの物理用語を生み出した、日本の物理学史の重要人物」と評価されています。

    この志筑の写本を読み、無限宇宙に思いを馳せたのが大阪の大名貸し業者の番頭、山片蟠桃(1748~1821)。蟠桃が示した宇宙像では、各恒星の周りに惑星が必ず生まれ、そこには人間が誕生していて、宇宙のあちこちに人間が存在することを当然のように述べているとのこと。

    「現在の私達の常識からいえば、生命が満ち溢れた宇宙像は当たり前だが200年も昔に、生命誕生の条件を想定し、原始的な生命体から複雑な生物へと進化した道筋を考え、ついには人間の誕生への至ることまで想像し得たことは、彼の思考が時代に先駆けて科学的であったことを意味する」と池内さん。

    現代のような印刷による書籍の大量発行ができなかった時代、さらに、蘭学、洋学そのものへの警戒心からいよいよ書籍として広まることが困難だったときに、知識がどのように広まっていったのか。写本、手渡しといったアナログの極みだったわけですが、逆にいうと知識、学びへの貪欲さがあったということなのでしょう。

    池内さんは続けます。
    「彼らの業績についてはこれまでの天文学史ではほとんど触れられてこなかった。おそらく彼らが学者ではなく、天文学を生業としない人たちだったからではないか。彼らの仕事は素人の楽しみ程度にしか映らなかったのだろう。しかし、視点を変えてみれば、気軽に科学の分野に遊び、そこで見つけた新概念を愉しみ、人々に知らせたい願う、そんな姿が見えてくる、それこそが本物の知の喜びなのではないだろうか」。

    彼らがどのように翻訳していったのか、その言葉の選び方などを池内さんは丁寧にわかりやすく解説しています。天文学史の復習にもなります。

  • 2023.05.02

    アメリカン・パイ

    韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が訪問先のアメリカでの晩餐会で「アメリカン・パイ」を歌って招待客を沸かせた、というニュースが伝えられています(4月29日毎日新聞朝刊)。この曲は1971年に発表され、よく聴いたので(当時はレコードです)、何でこの曲なのかと。

    韓国の新聞のウエブサイトなどによると、4月26日のホワイトハウスでの晩さん会で尹大統領とバイデン大統領が一緒に舞台に上がった。出席した来賓たちが歌をリクエストすると、尹大統領はマイクを握った。そして、ピアノの伴奏が流れると、尹大統領は「A long long time ago, I can still remember/how that music used to make me smile(ずっとずっと昔のこと 私は覚えている あの曲がどれほど私を笑顔にしてくれたかを)」と、1分間ほど「アメリカン・パイ」の冒頭部を熱唱した、とのこと。

    シンガーソングライターのドン・マクリーンによる「アメリカン・パイ」は、ロックンロールの大歌手だったバディ・ホリーが飛行機事故で亡くなった日を「音楽が死んだ日」と振り返る作品、と解説されています。

    そこからすると何でこの曲なのか、ではあるのですが、ウエブサイトの記事によると、この曲はバイデン大統領が2015年に亡くした長男が幼かったころ、一緒によく歌った曲なのだそう。バイデン大統領にとっての長男との思い出は、まさに「あの曲がどれほど私を笑顔にしてくれたか」だったかもしれません。

    毎日の記事には「喜ぶバイデン氏から肩を抱かれる一幕もあった」とあります。そこまで考えて尹大統領が選曲して歌ったとしたら、すごいですね。

    ちなみに、私にとっての「アメリカン・パイ」は1970年代のドン・マクリーンですが、マドンナが2000年にカバーしているそうです。尹大統領は1960年生まれ、ほぼ私と同世代なので、ドン・マクリーンですね。

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    「アメリカのパイを買って帰ろう 沖縄58号線の向こうへ」(駒沢敏器、2009年)

    歌のタイトル「パイ」はおそらくアップルパイのこと、歌詞では「Bye, bye, Miss American Pie」と出てきます。

    アップルパイはアメリカで誰もが好きな料理、「Pie」にはアメリカを象徴する、代表するという意味合いが込められているのでしょう。
    「アメリカのパイを買って帰ろう」は第二次大戦後、アメリカ統治下にあった沖縄(アメリカ世(ユー))をさまざまな切り口で描いており、アップルパイもとりあげられます。 「沖縄58号線」は沖縄本島を南北に貫く国道58号線のこと。この58号線の起点は鹿児島、そこから種子島、奄美大島、沖縄本島へ海を越える国道です。

  • 2023.05.01

    「読む」鉄道

    先日訃報が目にとまりました(毎日新聞4月21日朝刊)。
    小池滋さん、ディケンズなどの研究や翻訳をはじめとするイギリス文学の研究者で東京都立大、東京女子大などで教鞭をとった方ですが、私にとっては鉄道史に興味を持つきっかけを作ってくれた一人です。

    本棚から著作が次々と見つかりました。代表作とも言えるのが「英国鉄道物語」で1980年、毎日出版文化賞受賞。写真にある1冊「絵入り 鉄道世界旅行」の筆者紹介によると「19世紀英文学研究で知られるが、同時に、ただ汽車に乗って揺られているだけで満足という無類の鉄道好き。この二つが幸福な結婚をとげて名著『英国鉄道物語』が生まれた」とあります。

    いまでこそ鉄道ファン、いわゆる「鉄ちゃん」は市民権を得つつありますが、かつては「いい大人が」と揶揄される時代もありました。鉄道に乗ることそのものが楽しいと思えれば性別、年齢、職業は関係ないのですが、小池さんのような大学の先生の中にも鉄道ファンがいるということが、私に少しの「安心感」を与えてくれたのかもしれません。

    電車に乗るのが大好きという「乗り鉄」、写真が「撮り鉄」、さらには「模型鉄」などがよく知られていますが「歴史鉄」あるいは「読み鉄」はどうでしょう。ある路線がどのようないきさつで計画・敷設され、それによって沿線がどのように発展あるいは衰退したのかなどを、いろいろな本や資料を読んで知る。小池さんの著作を通じて、イギリスをはじめとする世界の鉄道事情、さらには鉄道を通じて地域の歴史が垣間見られる面白さを教えてもらったともいえそうです。
    鉄道にまで「教養」を持ち込むのかと叱られそうですが、路線の歴史を知ることで乗る楽しみも増えるのではないでしょうか。

    大学の先生と聞くとその文章は難しいと思われそうですが、国語学者で数々の辞典を編纂している中村明さんの「日本の作家 名表現辞典」に小池滋さんの作品も取り上げられています(鉄道ものではないエッセイですが)。そこでは「(小池滋さんの)随筆には、英国の心をよく知る人であることを思わせる、巧まざるユーモアがあり、独特の香気が漂う」と評されています。

    「歴史鉄」おすすめ

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    「鉄道忌避伝説の謎 汽車が来た町、来なかった町 」 (青木栄一、吉川弘文館、歴史文化ライブラリー)


    明治時代、急速に鉄道網が広がっていく中で、江戸時代に繫栄した街道筋の宿場町などが、鉄道ができることで商売に差しさわりがあると鉄道建設に反対した、その結果、多くの鉄道路線が街はずれを通ることになった、という話があちこちに残っています。筆者は丹念に資料を追い、それが正しいのか検証していきます。結論は、タイトルに「伝説」とあることから推測してください。

    「鉄道が変えた社寺参詣 初詣は鉄道とともに生まれ育った」 (平山昇、交通新聞社新書)
    国内の私鉄の多くが神社やお寺へのお参りへの「足」として発展したという歴史を振り返ります。鉄道側にとっても社寺側にとってもメリットがあったわけです。加えて今では多くの人が出かける初詣も、この鉄道の発達、鉄道会社の仕掛けがあって明治以降、急速に広がったということを明らかにします。初詣と聞くと相当古くからの伝統のように思いがちですが、そうではなかったのです。

  • 2023.04.27

    校内花盛り

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    /校内に散在する花壇や鉢で色あざやかな花が咲いています。

    環境創造委員会の生徒たちが、種まきから始まり日々丹念に世話をしています。

  • 2023.04.25

    共感

    新作を発表した村上春樹さんのインタビュー記事(4月20日毎日新聞夕刊)から。

    現代の社会では、SNS(ネット交流サービス)で飛び交う短い言葉が人を動かし、社会や政治を揺るがす、という記者の問いかけに村上さんは
    「そういうのって、やがて消えていくと思うので、そんなに心配はしていません。時間がたてば、本当に実のあるものだけが残る」

    「長い時間性の中で何かを語る。何かを与える。それが物語なんですよね。その与えられたものも、すぐには腑分けできず、何日か、何カ月か、何年か考えてやっとわかることがある。ぼくはそういうものの力を信じたい。センテンス一つや二つで説得する社会には興味がないんです」


    新聞記事や雑誌記事などで心に残った、印象的な言葉などを切り抜いて保存しています。アナログの「スクラップブック」です。

  • 2023.04.24

    寄贈された「ツツジ」が咲き始めています

    多目的施設「FVB(Future View Base)」の改装に伴い「東野高校同村会(同窓会)」から寄贈いただいた「ツツジ」が咲き始めています。

    「FVB」はキャンパス正門をくぐって中央広場から池の向こうの丘上に建つ、もともとは食堂だった建物です。生徒の昼食の取り方が変わりつつあるなかコロナ禍が重なり、一方で講習の教室や生徒の自習スペースの確保、クラブ活動の成果発表の場を求める声が高まり、昨年度、外観は維持したまま改修改装工事を行いました。

    建物の前には以前から「ツツジ」が植えられていましたがほぼ枯れた状態だったため、憂慮した同村会が寄附を申し出てくれました。造園業を営む卒業生が株の手配から土おこし、植え込みまで行ってくれました。

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  • 2023.04.22

    保護者会ご出席 ありがとうございました

    22日の今年度第1回全学年保護者会にご来校・ご出席いただき、ありがとうございました。

    各学年が会場を異なっての同時進行のため、私を含めて教職員の出入りがあわただしく、落ち着かないところもあり、また私自身にとっても初めての保護者会ということで至らぬ点が多々あったかと思います。引き続きよろしくお願いします。

    学年全体の集まりでごあいさつさせていただきました。学年が異なると直接参考になる話しも少なくはなると思いますが、「あいさつ」の概要をお伝えします。

    1学年全体会あいさつ

    先日の入学式にはたくさんの保護者のみなさまにもご出席いただき、誠にありがとうございます。遅くなってしまいましたが、改めて御礼申し上げます。

    1年生はその後、校内での上級生・在校生との対面式、健康診断などが続き、授業が始まりました。また、部活体験会にも1年生のみなさんは積極的に参加しているようです。昨日までは汗ばむほどの陽気で、窓の開けられた1年生の教室から歓声が聞こえていました。来週月曜には校外学習があります。一段とクラスの中での親睦が深まるものと願っています。

    さて、入学式では、保護者のみなさまへのお願いとして、子どもたちと少し距離を置いて接してほしい、という話をさせていただきました。

    私のような新米校長が思い付きでいう話ではなく、多くの先輩方が同じような話をしています。例えば「子どもとの一定の距離感が必要、近すぎると良い面も見えなくなりがち」。あるいは、「こどもたちの良きサポーターであってほしい。自分の進路を決めて、前に進んでいくのは生徒たち、保護者が誘導するのは避けてください」とも。

    もうひとつ、子どもたちへの向き合い方として、私が大変感銘を受けた考え方、言い方があります。それは「子どもを水平に比較してはダメ、垂直に比較してください」ということです。

    水平とは自分自身にとっての右や左、つまり周りにいる友人たちを指します。垂直とは自分自身を中心とした上下、この場合は自分にとっての過去、現在、未来ということでしょう。水平に比較する、つまり周りの人と比べない、だれだれはこういう成績だったのに、あの人はこんなものを持っている、といった比べ方。

    そうではなくて垂直に、その子の過去と比べてどうなのか、半年前、1年前の様子と今の様子を比べ、成長していればそれでいい、成長したところを見つけ、拾い上げてほめることが大事だということです。

    本校が力を入れている英語教育、その一つとして英語検定の全員受検があります。検定というものの特徴の一つに、自分が努力すればストレートに結果につながる、ということがあります。入学試験は競争相手がいますね、合格者の数があらかじめ決まっていれば、自分が相当努力しても結果につながらない、ことがままあります。

    それと比べて、検定はある基準に達すれば合格となります。極端に言えば、本校で受検した全員が目標の級に合格ということもあるのです。学校としてはそうあって欲しいと願っているわけです。入学試験は水平での比較、検定は垂直での比較、つまり前の検定の時より勉強して努力して結果がでる、その結果が垂直での比較と言ってもいいでしょう。

    子どもたちが悩むのは、あせったり、あわてたりするから、人と比較するからあせったり、あわてたりする、比べるのは自分自身、昨日の自分を超えられたかどうかが大事、そこを褒めてあげる、という言い方もできるでしょう。

    さて、今年度の学校の基本方針の一つとして、保護者のみなさまに学校に来ていただく機会をできるだけ増やそうということを掲げています。保護者のみなさまを対象に本校教員が、生徒向けの授業とは一味違ったテーマで語る講座を開いていく予定です。学校にぜひ足を運んでいただきたいと言いましたが、お忙しい中なのでオンラインでの参加も検討しています。申込方法などはおってご連絡しますが、多くの方の参加をお待ちしております。

    2学年全体会あいさつ

    高校3年間真ん中の2学年は難しい学年とよくいわれます。高校生活を1年経験してだいぶ慣れてきた、余裕が出てきた。部活動では3年生が春先から引退していくので実質的にリーダーになる、これは自覚を持つということで大事なことだと思いますが、一方で勉強はどうなのか。進路実現・大学受験はまだ少し先で実感がない、緊張感はない。逆に言えば余裕があって自分のやりたいことにじっくり取り組める、うらやましい時期であるのですが、一方で何となく過ごしてしまう、「中だるみ」などと言われます。

    A5組の学級通信で担任が「中だるみ」ではなく「中はずみ」の1年間にしていきましょう、と書いていました。このクラスだけではもったいないので、紹介します。

    その「はずみ」に大きく関わるのが修学旅行です。コロナ禍で控えていた海外、カナダも含めてほぼ同じ時期に3方面に、クラス単位ではなく、一人ひとりにそれぞれ希望するコースを選んでもらうという方式です。それだけに学校としても万全の体制で臨みます。前校長の北村参与、教頭、主幹、学年主任が責任者となって引率します。

    始業式では生徒たちに、旅行の準備について少し話をしました。旅行で初めてでかけたところ、そこで目にするもの、出会うもののすべてが新鮮で驚きなのは間違いはない、でも事前にしっかりと準備をしておくと、体験が何倍も奥深くなります。旅行がいっそう充実したものになります、と。

    その準備ですが、まずはガイドブック的なものを手にとることでしょう。もちろん、第一歩はそれでかまいません。そんな中から自分が特に興味を持ったことについて本やインターネットで詳しく調べる、そんな作業をしてみる。このことは、修学旅行の準備にとどまらず、よく言われる「調べ学習」そのものであり、これからぜひ身につけていきたい「学び方」でもあります。

    さらに欲張ったお願いをすると、それぞれの旅行先を舞台として小説や物語もぜひ手に取って欲しい、ということがあります。もちろんフィクションなので、そこから直接的に旅行にプラスになる知識が得られるわけではありませんが、小説家がその鋭い感覚で感じ取った現地の空気感から、例えば北海道の広大は大地をどう描くのか、沖縄の海をどう表現するのか、そんなことを頭に入れて実際に現地に立ってみると、感動がまた違ったものになると思います。ぜひ保護者のみなさまからそんなアドバイスをしていただけたら願います。

    また、ご家庭でも、それぞれの目的地に旅行の経験がおありでしたら、ぜひ話をしてあげてください。旅行先に関する本を読んで感想を話し合うのもいいですね。

    もうひとつ、2年生は将来の夢に向けての進路決定がいよいよ具体的になってきます。学年からはこの夏休みに実際に大学に足を運び、大学とはどんなところか、それを感じとって欲しいので、オープンキャンパスに出かけるよう話があると思います。ぐっと大学が身近に感じられるようになること間違いありません。

    3学年全体会あいさつ

    すでに進路指導部から話がありましたが、私も進路実現について話します。

    始業式で3年生にはこう話しました。第一志望を最後まで貫いてほしい、と。これはぜひご家庭でも共有していただきたい。

    その志望はもしかしたら高い望みかもしれません、ただ夢を持って受験勉強をする過程で、みずから目標をさげる必要はありません。強い希望が日々の学習を後押しします。特に一般選抜を考えている生徒さんの試験は来年1月から2月です、この成長過程の子どもたちは本当に最後まで成績は伸びます。結果的に第2・第3希望の大学になったとしても、自分の目標に向けて努力したことは決して無駄にはなりません。

    このことについて保護者のみなさま、ご家庭にお願いしたいのは、とにかく「見守って」ほしい、ということです。あれこれ口をだしてくなる、日々の成績を見てつい一言いいたくなる、じっと我慢してください。そして、お子さんが掲げている第一志望について「そんなところは無理だ」「変えてもいいんじゃない」は禁句です。子どもたちは不安を抱えて勉強しています。そこで身近にいる信頼する保護者から「志望を変えてもいい」と言われたら飛びつくでしょう。

    模試の成績が出てきます。志望校への合格可能性がAから始まってEまで判定されます。Aが一番高い、Eがついていたらやはりショックです。でもそんな時も「いい(good)判定じゃない」と笑い飛ばして、励ましてあげてください。

    高校受験までは親の出番がいろいろありました、大学受験ではぐっと減ってしまいます。受験生がいると家の中がなかなか難しい空気になるということもわかります。そんな中、保護者のみなさまがいつも通りにお子さんたちに向き合い、見守ることが大事です。3年生のこの1年間の経験はご家族にとっても貴重な経験になり、家族のきずなを一層深めることはまちがいありません。

  • 2023.04.21

    入部勧誘のポスターが楽しい!

    本日21日(金)は「模試の日」。1年生にとっては高校入学後、東野生となって初めての模試です。また全員が所持するiPadを使っての試験で「初めて尽くし」です。

    その1年生ですが、クラブ活動の体験入部をしながら自分にあった部活探しの真っ最中。「迎える側」も勧誘ポスターをつくって呼びかけます。パソコンのデザインソフトなどを巧みに使ったビジュアルなものもある一方、手作りのポスターもなかなか味があります。力作揃いです。

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    保護者のみなさまへ

    明日開催の今年度第1回全学年保護者会、お待ちしております。各学年で全体会、学年会、クラス懇談会などの順番が異なります。当日学校でご案内します。なお、上記各クラブの入部勧誘ポスターが職員室棟西側のカベに並んでいます。こちらもぜひご覧ください。

  • 2023.04.20

    海岸清掃活動が紹介されました

    本校が学校全体で取り組んでいる「東野SDGs」、今年1月に3年生が神奈川県・湘南海岸で清掃活動をした様子が、海岸美化団体のホームページに掲載されてました。

    引率した藤井千栄子教諭(昨年度3年担任、今年度1-A3担任、国語科)から教えていだきました。

    こちらからどうぞ

    「東野SDGs」についてはこちらもどうぞ。学校紹介の動画で活動内容などを紹介しています。